第12話、下層に向かうよ
お金を阿賀野鈴谷ちゃんに渡してからしばらくして三人からお礼をしたいと連絡を受けたので俺はなら君たちを強くさせてあげるから今度の3連休、付き合ってくれないかとお願いをした。
すると健君たちがそんなことで良いのですかと聞いてきたので俺は勿論、構わないよと伝えた。
頭を下げて健くんがありがとうございますと言ってから今度の3連休で必要な物はありますかとかまた動画にしても宜しいですかと聞いてきたので必要なことを伝えた上で動画は普通に許可をしたのだった。
すると嬉しそうにしながらその日は解散になった。俺も今度の3連休はダンジョンに籠もることが確定したので買い足しやダンジョンで泊まる場所に強力な結界を張って安全を確保した。
後はここに小屋でも建築すれば問題はないだろうなと思いながら建築を始めた。
まあ、風呂、トイレ、寝室、リビングがあれば取り敢えずは問題はないだろうな。
俺の魔法があれば数時間で建築できるからな、そうして俺はダンジョンの大きな空洞の中に小屋を建築したのだった。
これさえあればひとまず最低限に暮らせるだろうから安心からなと思いながら荷物を入れ始めた。
うんうん!これならば問題はないだろうにな・・・待てよ、動画など編集するためにの環境など整えたほうが良いのか。
でも俺はそんなインターネットなど全くも理解できないからな・・・うん〜、まあ、そこは我慢してもらおう。
人として生活ができる環境があるのだ、その辺は諦めて貰うことにしよう。
そうして着実に準備を終えて色んなものを集めて行き、そうして遂に当日を迎えようとしていた。そうして健くんは既に動画をつけ始めて生中継で放送しているらしいのでなら視聴者の人々と健くんたちにこれからの事を教えようと説明を始めた。
集まってもらって早速、これからの事を伝えた始めた。
「ではこれから下層で向かって2泊3日間でレベル上げやスキルなどの強化をするよ。既に目的地には安全に泊まる場所も確保しているからさあ、気軽に向かおうか」
「???あの〜、自分の聞き間違いでなければ下層とか単語が聞こえてきたのですけど気のせいですよね、川内おじさん」
「気のせいじゃないぞ、目的地は多摩川ダンジョンの下層!そこで君たちを鍛えるからこれで一気に強くなること間違いなしだ」
「それって、私達が死ぬことが間違いなしの間違いじゃないですか、川内おじさま!?」
大丈夫大丈夫大丈夫、前に比べものにならないほどの結界も張っているしそれに万が一として俺も戦うつもりだからそんなに怯えなくても良いからと伝えたが動画のコメント欄が見たのだけど凄いことになっていた。
コメント
・いくら何でも無理だろう!
・本当に放送事故になるから止めてください、川内さん
・と言うかお前は大丈夫なの?
・相変わらずに常識がないよこのおっさん!
・いくらこの小悪党三人衆でも流石に哀れだろ!
その中でも阿賀野鈴谷ちゃんはおじさまがしっかりと守ってくれるのですよねと改めて聞いてきたのでその通りだよと聞くと阿賀野鈴谷ちゃんは分かりました、おじさまを信じますと答えてくれた。
するとコメント欄でいくら何でも信用しすぎじゃないかと言われていたけど鈴谷ちゃんはそれでもおじさまなら何とかしてくれるかも知らないからと言って信用してくれていた。
やはりこの前のやつが効いているなと思いながら俺たちは半ば山中恵美と健くんを無理矢理につれて向かい始めた。
短縮して移動はできるけどそれでも早めの行動に越したことはないからなとまずは転移の罠に向かいそこで前にやってみたやつをやり一気に地下5層までたどり着いてから中層に繋がる部屋、ボス部屋まで辿り着いた。
でもボスは既に俺が倒してしまっているのだ。新たにボスが現れるのに半月は必要なのであるがついこの前に倒してしまったばかりなのでいないのである。
それで不思議に思ったのか健くんがどうしてボス部屋なのにボスがいないのでしょうかと不思議そうにしていたので俺が答えてあげた。
「あれだ、準備をするのに何度も往復して邪魔だなと思ったから平手打ちで倒してしまったのだ、ハッハッハ。取れ高を無くしてごめんね」
そう伝えると健くんはまあ、ヘルズドラゴンを一撃で倒せるのだから普通にあり得るなと納得していた。
いや、そこは普通に疑えよと思っているとコメント欄でもそう言えばそうだったなとかまあ、ここで苦戦するなど全くも思っていないからなと視聴者たちも納得していたのである。
そんなに化け物みたいな感じで言われても何もないですからと思いながら中層に突入をした。
中層は先程と景色が変わり現れる魔物たちと変化して強力にはったはずなのに一匹も現れなかった。
何でかなと思い出すとそう言えばこの辺でそこそこの値段で売れる魔物素材を乱獲してしまった事を思い出した。
邪魔な魔物たちも倒してしまったのでこの辺の魔物たちに怯えさせてしまったせいで現れずに隠れているのかもしれないが取り敢えず何も言わずに先に進んだ。
また何か言うとツッコミの嵐になりそうだしなと思いながら中層もあっと言う間に突破した。
ダンジョン配信なのにここまで戦闘が全くもないというある意味放送事故を起こしているかもしれないけど目的地にたどり着くことが今回の目的なので気にせずに向かい続けた。
そうしていく内に遂に下層に辿り着いて目的の場所まで後もう少しかなと思いながら歩いていたがここに来て遂に俺たちを襲ってくる魔物が現れてようやくダンジョン配信らしくなったと思って軽く攻撃すると粉砕してしまってあっと言う間に終わった。
あれだ!今回はこの子達のレベル上げだからこれは放送事故ではないうん!そう、これは放送事故ではないからなと言いながら先を急いだ。
それからある程度に歩くと遂に結界の中に入ったのでとても静かになり三人にここは俺が張った結界の内側だから安心しなと伝えると話してきたのだった。
「とんでもない所に連れてきましたね、川内のおじさん!どうするつもりなのですか!?このままだと間違いなくこの下層にいる魔物たちの餌になりますよ!!」
「まぁまぁ、そうならない為にもこれから強くさせるのだから心配しないでほしい。それと流石に疲れただろうからこれから数日間過ごす拠点でも向かおう」
そう言うと俺達は向かい始めたがその時にお風呂みたいなやつがあれば助かるのですけどと山中恵美ちゃんが話してきたので風呂なら普通にあるよと伝えるとえ?と疑問な顔になりながらしていると拠点が見えてきて俺はあそこが拠点だよと教えた。
それを言うとこんなダンジョンに何で普通の家が建築されているの???と3人とも完全に宇宙猫になっていたので俺が一人で建築したからと言うと更に??????が周りに現れて思考停止寸前になっていた。
ともかく内装もそれなりにできているからと言って拠点の玄関に向かっている時にコメント欄を確認すると
コメント
・???ダンジョンの中に家???
・家ってダンジョンでも建築出来るのか!?
・と言うか勝手に建築しても良いのか
・そうだ、ダンジョン法を見れば・・・って、そんな法律があるか!!
・出来ないことを普通は法律など定めないよ・・・出来る奴が現れてしまったけど
・誰か、この動画を見ている弁護士さんはいますか
・そんな都合良くいるわけ無いだろう!!
何かコメント欄が盛り上がっているのですけど別に法律がないから別に悪くないのじゃないかと伝えるとその様な法律を作らなかった国が悪いと視聴者たちも混乱していたけど納得してくれていた。
そんな事で拠点の中に入るとそこはとても新築らしく綺麗で普通に過ごせる環境を整えていた。
すると3人ともリビングで転がって疲れたとくつろいでいた。全くも家みたいにして良いからと伝えようとしたけど伝えなくてもしてくれそうだなと感じて俺はお腹も空いてきた事だし料理をしますかと言うと待たしてもコメント欄が変化が見られた。
コメント
・まさか、待たしても飯テロを起こすつもりなのかこのおっさんは!
・止めてくれ!手元に食べられるものがないのにこんなのを見せられたら頭がおかしくなってしまうから
・飯テロ・・・飯テロ・・飯、飯を寄越せー!!
・理性がなくなっているのが大勢いて草www
・そんな草を生やして笑っていられるのも今のうちだぞ
・ワイ、またあると予測して買い出ししていたのは勝ち組でござるな
・クソ、ニートのくせに勝ち誇りやがって!
・・・まあ、取り敢えず楽しそうにしているから良いのかなと思いながら俺は料理を始めようとしていた。
今回は誰にでも出来るように料理内容を簡単になおかつ美味しくする料理をしますかと意気込みを入れながら料理を始めるのだった。
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