第11話、健くんたちを強くさせよう!
それから俺はあまりにも疲れた体を休めながらとある事を考えていた。
それは健君たちでこの子達を弟子にさせるのも悪くないなと考えていたのである。
今の時代だとインターネットとかそんなものを上手く使うものがいればこの世界で多くの弟子を確保出来て後々にアクトが建国した国、銀に攻め入る為の戦力になるかもしれない。
どうやらあの健君たちがやっている奴は予想よりも大きな反響があるらしくそうなれば弟子を探さなくても向こうからやってくるというやつだ。
しかしだな、こんな作戦にも一つの欠点があるのだ。それはこの前に起こした事件が想像を超えるほどに大きく報道されており日本、アメリカ、ロシアが協力して犯人を探し始めているというのだ。
別に撃退などは簡単に出来るからそこは問題はないのだけどそうなってしまえば弟子などはかなりの数が減ってしまうことには変わりはないからバレたくはない。
それにそこまで大きく騒ぎになればあのアクトが動き出すかもしれない。今、アクトが動き出せば確実に負けてしまう。
更に言えば蝮が何処に潜伏しているのか分からないので余計な事をしてこちらに接触してほしくない。
なのでバレてほしくないがあれから魔法も科学も進歩しているので下手な事をすれば容疑者として捕まってしまうかもしれないからな。
でも動画などに出ていれば逆に言えば他の人たちに俺自身のアリバイをしてもらうのも一つの手だ。
瞬間移動などは未だに見せていないし今後もそれを公開するつもりはない!何故ならばアリバイ工作する時に滅茶苦茶に使えるから。
そんな事を考えていたが取り敢えずあの三人に接触する必要があるしこちらに対して好意的な印象を見せる為には・・・まあ、一種の投資だと思ってお金を使おう。
この前に阿賀野鈴谷ちゃんの家族を助けたのは良いがお金が全くもないことには変わりはない。
そこで俺が今までダンジョンで稼いだ500万を彼女たちに差し上げるのだ。そうすれば周りから見ればとても善人な人に見られるだろう。
周りからの評判はもちろんのこと3人からの信頼も大きく上がるだろう。見た感じに健くんと山中恵美ちゃんは付き合っているみたいでその山中恵美ちゃんの親友である阿賀野鈴谷ちゃんの家族を助ければ自然と好感度が上がるというもの。
これで俺が強くさせる為に協力してあげようかと言うだけだ。
何も難しきことではない、お金がかかる事ぐらいしか問題はない。お金もこれからの事を考えればむしろ安い投資だと割り切って行動に移すことにしたのだった。
早速、お金など用意して阿賀野家に訪問をするのだった。
「ごめんください、阿賀野さんはいますでしょうか。待たしても急の訪問ですがどうしても会いたくて」
そう言うと鈴谷ちゃんがとても嬉しそうにして迎えてくれた。やはり弟や妹たちが元気になったのでこちらも元気になったのであろうなと思いながら上がった。
そうして本題に入り始めた、二人が元気になったことを聞いてきたのでそのお祝いとしてこちらを贈りたいと思っておりますどうか受け取ってくださいと伝えてケースを私達、中には500万円が入っておりそれを見た瞬間に鈴谷ちゃんは驚きながら流石に受け取れませんと言ってきた。
俺は二人が退院してもこれからの生活費が必要になってきますのでしばらくはこのお金を使って賄ってください。
すると鈴谷ちゃんはそれでもおじさんには関係もないのにどうしてなのですかと聞かれたので返答をした。
「簡単な事だ、若い命を助けるのは先に生まれてきたものとして当然の事だろ。それに俺の命の恩人でもある人は率先して助けていたのだ。その人にもらった恩を返したいと話したらなら別にの人がそうやって困っていたら助けてあげてほしいと言われてな、俺はそれをしたまでだ。だから気にするな鈴谷ちゃん」
これは本当の話で大将が亡くなる直前に俺が大将に対して何も恩を返せていませんと話したらそうやってほしいと言い残して息を引き取ったから。
これは関係なくやって行くつもりだから、真面目に気にしないでほしい。ただの一種の自己満足でもあるのたから。
そう伝えてるとなら受け取っておきますが恩は必ずお返しをしますからと言われたけど恩は別に返さなくても良い。
それよりも信用を得たようで目的は達成されたのでもうここにいる理由がないなとしてなら私はそろそろお暇させて頂きますと言ってからその場を後にしようとしたら何もおもてなしをできないままですみませんと言われた。
まあ、弟さんや妹さんたちが落ちつて元気になったらまた顔を見せてくれるだけで構わないからさと言い残してその場を後にして今後の計画を考えるために多摩川ダンジョンでも潜る事にした。
下層まで潜り何処か修行に適している場所はないのかと探す事にした。それに先程に使ったお金を少しでも回収をするためにそんな意味も含めて多摩川ダンジョンに潜り始めた。
今回は誰もいないので全力疾走で下層まで走り始めた。道中の敵らは俺の全力疾走から発生した風圧で倒されるまたは瀕死になりあっと言う間に下層まで辿り着くことに成功をしたのだった。
何処か修行に適している場所はないのかなと探しているとここなら修行に適している上にこの辺りで結界などしっかりと張れば泊まることも可能だなと俺は今度、3連休がある事を思い出して2泊3日でここで修行をさせるのも悪くないないとして計画を練り始めるのであった。
後は阿賀野鈴谷ちゃんが二人に先程の話をして信用してもらうだけだなと感じながら取り敢えずお金を稼ぎますかと適当に狩りをしてから戻って換金をすると余裕で500万円以上が手に入った。
無論、しっかりと税金などは払ったその上で手元にこれほどに残ったのを見てもう少しばかりお金を増やしてあげるべきだったかなと反省をしながらもせっかく手に入ったお金でパチンコ屋に向い今日こそは勝つぞと意気込んだ。
なお、二日間で二十万円負けてしまった・・・くそ、あのお店は絶対に俺がお金を持っていることが分かっているから遠隔操作をしているに違いない。
あのお店!絶対に許さないからな!!二度とこんな遠隔操作をしているお店なんか来るものか!!!
※しばらくしたらまた来店します
そう言いながら俺はせっかく稼いだお金が減ってしまったので何処か使い場所はないかなと歩きながら川崎の街を歩くのだった。
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