第28話

それから次の夜勤の時、マンションで、まゆが留守番をしていると、またしても義兄がまゆの元にやってきた。


「まゆ、僕だよ、開けてくれないか、この間は途中で終わったから、今度はゆっくり楽しもうよ」


「私は祐志さんを愛しています、お帰りください」


「何言ってるの、小さい時はお互いに触れ合って楽しんだじゃないか」


「そんなことしていません」


「まゆが淫乱なのは、君の秘所にはもう、僕自身が入ったことがあるんだよ、忘れたの?

君の初めての相手は僕なんだよ、その時も君は気持ちいいって言ってた、親父に内緒で楽しんだじゃないか、君の秘所を舐めた時、堪らなく興奮したよ」


「嘘よ」


「嘘じゃない、また楽しもうよ」


私は耳を塞いで無視をした。


信じられない言葉を並べるお兄様に恐怖を覚えた。


私、今度こそお兄様に犯される。


しばらくしてドアの外が静かになった。


ここはオートロックマンションだが、誰かといっしょに出入り出来てしまう。


私は様子を見るため、ドアを開けてしまった。


いきなり、ドアをガバッと開いてお兄様が入ってきた。

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