第5話
俺は職業柄女性を陥落させるのは容易いこと、今まで俺に惚れない女性は居なかった。
ましてや俺の誘いを断るなんてありえない。
ところが凛は違った、俺の誘いを断り、俺のキスで落ちない。
一番の想定外は凛とのキスで俺が陥落してしまった事だ。
可愛くて仕方ねえ、もう一度あの唇に触れたい、凛を抱きしめたい、そんな気持ちが抑えきれない
クソッ、どうしちまったんだ。
俺は凛に惚れた。
スマホを一方的に切られ、俺は初めての事に戸惑った。
次の日も凛のスマホに電話をかけた。
凛のスマホの着信音が鳴った。
「あっ、またイケメン美容師から、もう何なの?」
凛は俺からの電話に出ない、何度かけても繋がらない。
メールを送った。
『大和 颯だ、電話に出ろよ、用があるからかけてるんだからな』
『私は用はありません、それにいきなりキスしてくるような失礼な方とはお話ししたくありません、もう放っておいてください』
なんて女だ、あ~もう、くそっ、俺は仕方なく下手に出る事にした。
『すまなかった、俺が悪かった、でもキスは凛が可愛かったからしたんだ、いい加減な気持ちじゃない、頼むよ、会いたいんだ、凛に・・・』
『私は会いたくありません、失礼します』
会えないと思うと想いは募るばかりだ、俺は一旦引く作戦に出た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます