第4話

めっちゃ、最高の気分になり、興奮して舌を入れてしまった。


俺はその日の夜、全く寝付けなかった。


明日、会社に行って、静香先輩に謝らないと。


そして俺は朝早くから会社に出社した。


「おはよう、真壁、お前、昨日は静香先輩と消えて、そのあとどうしたんだよ」


「静香先輩にキスして舌入れた」


「おい、嘘だろ、抱いたのか?」


「そんなわけないだろう、突き飛ばされた」


「そりゃそうだろう、静香先輩は堅物で有名らしいぞ、唇に触れただけでも大変な事件なのに、舌入れただと、なんて羨ましいんだ」


「恋人はいるのかな」


「その辺がわからないんだよな」

俺はとにかく経理部に行き、静香先輩の出社を待った。


既に始業の時間は過ぎたのに、静香先輩は出社してこなかった。


完全に避けられたと自分の大失態を反省した。


それから三日間、静香先輩は会社を休んだ。


そして四日目、やっと静香先輩が出社して来た。


「ご迷惑をおかけしてすみませんでした」


「もう体調は大丈夫か」

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