第5話

リビングに戻ってくると龍斗は「俺もシャワー浴びてくる、俺のベッドに行ってろ」そう言ってシャワールームに消えた。


まさか本気じゃないよね、そう、きっと冗談だよね。


まどかはリビングで待っていた。


しばらくすると龍斗は上半身裸で首にバスタオルをかけて出てきた。


引き締まった肉体、腹筋は鍛えているようで、しっかり割れていた。


まるで二十代の肉体のように水を弾いて輝いて見えた。


「何やってるんだ、ベッドに連れて行って欲しいのか」


そういって龍斗はまどかを抱き抱えて、ベッドルームへ向かった。


「違います、社長、おろしてください」


龍斗はまどかをベッドに下ろした。


龍斗の顔が近づき、唇が重なった。


嘘、社長とキスしてるの?


舌が割り入れられて、口の中を掻き回された。


龍斗は耳元で「まどか、まどか」そう囁いて、首筋に唇を這わせた。


龍斗の手が胸の膨らみに触れた時、身体に電流が流れたようにピクっと震えた。


どうしよう、私、感じちゃってるの?

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る