第六章 山城の純愛

第52話

山城は部屋に入ると、くるみを引き寄せ抱きしめた。


「山城さん?」


「くるみ、俺は気が狂いそうなくらい、お前を抱きたい」


「私とのセックスにそんなに満足して頂けてるのなら、まだ飽きてないってことですよね」


くるみは山城から身体を離そうとした。


山城はさらに強くくるみを抱きしめた。


「山城さん、どうされたのですか」


山城はじっとくるみを見つめた。


「お前が好きだ」


山城はくるみの頬を両手で押さえてキスを落とした。


頬と一緒に耳まで両手で押さえられて、くるみには山城の愛の告白が届かなかった。


山城はくるみをベッドに押し倒し、ブラウスのボタンを外した。

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