第16話
我妻さんは、私の作ったお酒を一気に飲み干した。
すると「ママ、くるみちゃんと二人にしてくれるかな」そう言って、周りを席から遠ざけた。
「あら、お気に召したのかしら、ごゆっくりどうぞ」
あっという間に二人になった。
「お酒作りましょうか」
「酒はもういい」
我妻さんは私をじっと見つめた。
「なんで、キャバクラで働いてるんだ」
我妻さんは私に聞いた。
「お金がいるんです」
私は正直に答えた。
「いくら必要なんだ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます