第17話

(そんなの答えられない)


「俺が必要な額を払ってやる、だから、今すぐ、キャバクラを辞めろ」


我妻さんはいきなり立ち上がり、私を抱き抱えて、店を出た。


何事かと、追いかけて来たママに、俺はくるみは店を辞めると伝え、

テツに表に車を回すように指示した。


入り口につけた車に私は無理やり押し込まれて車は夜の闇に吸い込まれた。


(えっ、どう言うこと)


「降ろしてください」


「うるさい、黙れ」


我妻さんは私を座席シートに押し倒して、唇を重ねた。


頭がぼーっとして、クラクラしてきた。


我妻さんの舌が割入れられて、何も考えられない。


我妻さんの手が胸の膨らみを鷲掴みにした。

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