第7話

私は観念して、料理を堪能した。


(わっ、美味しい、こんなお料理は食べたことがない)


私は男に騙されて、連帯保証人になってしまった。


その男は初めから私を騙すつもりでいた。


そんなこととは知らずに、愛されていると勘違いして、その男の借金を払わされているのだ。


会社で働いていたけど、借金取り立てに、柄の悪い男達がやってきて、退職を余儀なくされた。


コンビニでアルバイトを掛け持っても、到底追いつかない。


私は仕方なくキャバクラで働くことにした。


素性がバレないように、借金取り立てのヤクザと関係ない、我妻組管轄のキャバクラに勤めた。


(早く食べないと、キャバクラの仕事に間に合わないよ)


私は普段は化粧なしに黒髪を束ねて、メガネで地味な服装で、目立たない。

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