第8話

「それってプロポーズになっちゃいますよ」


「はあ?なんでだよ」


「だって、一緒に暮らそうなんて」


「そう取られたのなら、それで構わない」


「若頭」


俺は部屋に戻って、葉月に確かめた。


「葉月、返事は?」


葉月はしばらく考えていた。


「お願いします」


葉月は答えた。


「決まりな、葉月はずっと俺の側にいろ」


葉月は頷いた。


ヤスシは何も言えず、マンションを後にした。


「葉月、この部屋を使え、鍵がかかるからな」


そして、葉月はシャワーを浴びたいとシャワールームに向かった。


しばらくすると、葉月の悲鳴が聞こえた。


「どうした、葉月」

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