第132話

由梨が朝目覚めた時、自分の記憶がリセットされていないことを祈った。


健吾は一睡も出来ずに朝を迎えた。


由梨が目を覚ました時、健吾とベッドを共にしたことにパニックを起こすと困ると思い、


由梨をそっと別の部屋のベッドに運んだ。


健吾はキッチンでコーヒーを飲んでいた。


由梨は、目が覚めた。


部屋を見渡す、ここはどこ?


部屋のドアをそっと開ける。


キッチンの椅子に健吾が座っていた。


由梨はじっと健吾を見つめていた。


(あっ、夢に出てきた人、夢の中で私、キスしちゃったよね)


由梨は顔を真っ赤にしていた。


(これはどう言う反応だ)


健吾はまず、挨拶した。


「由梨、おはよう、良く眠れたか」


由梨は頷いた。


「そうか、コーヒー飲むか」


由梨は頷いた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る