第六章 健吾との抱擁

第41話

健吾は由梨の顎をクイっと上げて唇を塞いだ。


チュッ、チュッっと由梨の唇を啄んだ。


「ん〜ん」


由梨は健吾のキスを受け入れ、気持ちが高揚していくのを感じた。


健吾は由梨の頬に触れ、じっと見つめた。


「由梨、俺を好きになれ」


健吾は再び唇を重ねた。


舌が割り入れられて、ソファに押し倒された。


健吾の唇は由梨の首筋を捉えた。


由梨は感じることしか出来なかった。


この瞬間を待っていたかのように、健吾の首に手を回して、色っぽい喘ぎ声が漏れた。


「ああ、健吾さん、あ〜ん」


「由梨、由梨」


健吾は由梨のブラウスのボタンを外し、乳房の膨らみにキスをした。


邪魔だと言わんばかりに、ブラのホックを外し、露わになった乳頭を吸った。


「ダメ、健吾さん、いや」


「ダメじゃねえ、もっと乱れろ、俺の抱擁に溺れろ」


健吾の息が荒くなり、乳房を両手で揉みしだいた。

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