第6話

信長は予想外の言葉に戸惑った。


「勝手に決めないでください、私を恋人にしたいなら、もっと甘い言葉で口説いてもらわないとダメです」


「恋人とはなんだ」


「好きな人です」


信長は考えていた。


「口説くとはどう言うことだ」


「自分を好きになってもらうために努力することです」


「なぜ、そのようなことをしなくてはならぬ、俺が決めたことにお前は従えば良い」


「私はあなたを好きではありません、信玄様なら恋人になってもいいですけど」


信長はいきなり立ち上がり、刀を抜いた。


「キャ」


「お前、俺の言うことに逆らうのか」


そこに、さっきの豊臣秀吉が入ってきた。


「お館様、刀をお納めください、相手は力のない女です」


「そ、そう言うところが嫌いなんです」


「なんだと」


「お館様、気を鎮めてください、マミ、お前もお館様に謝るのだ」


「どうして、私が謝らないと行けないのですか、いきなり、俺の女になれなんて、

横暴なこと言う信長が悪いんでしょ」

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