第4話

「俺を呼び捨てする女はお前が初めてだ」


「ホトトギスを殺しちゃう戦国武将」


「何を言っておるのだ」


「だって織田信長でしょ?」


「確かに、お前は名はなんと申す」


「マミです」


「ほう、この辺では見かけない顔だな、どこからきた」


「その前に私の質問に答えてください」


織田信長はじっとマミを見つめた。


「今は戦国時代ですか」


「確かに戦国の世だ」


「戦とかしてる、刀でバッサ、バッサと人を斬ったり、打首したり、切腹したり」


「確かにその通りだ」


マミはやっぱりと肩を落とした。


なんで私はこの時代に来ちゃったの?


「おい、さっきからお前は何を言っておるのだ」


私はふっと思い返した、私の目の前にいるのが織田信長なら、


憧れの武田信玄様がいる。

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