7.サッちゃん
第7話
♪サッちゃんはね サチコっていうんだほんとはね
だけどちっちゃいから 自分のことサッちゃんって呼ぶんだよ
おかしいね サッちゃん♪
この
サッちゃんは、妖怪である。生前は幼稚園くらいの子どもだったという説もある。家族とドライブ中、バナナを半分にして食べようとしたところ、交通事故に遭い、妖怪になった。
恐ろしいのはここからだ。この話を知ってしまうと、サッちゃんが夜中にやってきて、手足をカマで切られてしまう!
しかし、安心してほしい。寝る前に、枕元に本物のバナナか、絵を置いておけば、切られることはないという。これが、サッちゃんに秘められた都市伝説だった。
「なーんて恐ろしいこと、普通の幽霊や妖怪だってしないわよ!」
パソコンを見ていた花子さんが呆れた。
「相変わらず人間界では、このおぞましいサッちゃんのうわさが語り継がれているのね」
と、ミキ。
「そもそも人間はさ、妖怪は人を殺したり傷つけたりする生き物だと思い込んでるよね?実際はいたずらしたいだけのかわいい連中なのに」
「あはは……」
花子さんの言うことに苦笑いするミキ。
「牛鬼だって、よく怖がられてたけど、あいつ顔が牛で体マッチョってだけの小心者よ?要は、見た目だけ強いのよ」
牛鬼とは、大昔から伝わる妖怪で、諸説あるが、顔が牛で、体が鬼という妖怪である。人の影を舐めて命を落としたり、出会っただけで命を落とすと言われ、恐れられていたが、実際はボディビルダーを目指す、ちょっぴりはずかしがり屋なピュアな妖怪だ。
「大変よ大変ですわ〜♪」
コーラスを奏でながら妖怪相談室に来たメリーさん。
「なにが大変なのかしら?」
唖然とするミキと花子さん。
「サッちゃんはご存じね?」
「さっきその話をしてたのよ」
と、花子さん。
「そのサッちゃんが……」
「サッちゃんが?」
「サッちゃんがあ……」
「サッちゃんがあ?」
「"サーツーチーヤー"!」
ゆっくりしゃべるメリーさん。
「さっさと言わんかい!」
ハリセンで頭を叩いてくる花子さん。
「サッちゃんが、うわさ通り、本当にカマで手足をちょん切りに、人間界へ向かっていきましたの!」
「……」
「人間界で、サッちゃんのうたを聞くと呪われるとか、うわさを知ったら手足をちょん切られるとか、バナナを置くかそのイラストを置くかすればサッちゃんに手足を切られないとか流行ったでしょ? それを真に受けて、本当に手足を切りに、人間界へ向かいましたのよ!」
目を丸くするミキと花子さん。
「そんなことどこで知ったの?」
ミキは聞いた。
「紅茶の葉っぱを買いに出かけていたら交番を見かけましたので、そこのかわら版に……」
「行こう、人間界へ!」
と、ミキがはりきった。
「え、あんた?」
驚く花子さん。
「だって、このままじゃサッちゃんおまわりさんにつかまっちゃうよ?」
「ちょっと待って待って! ミキ、なんで赤の他人の妖怪なんて助けなくちゃならないのよ? 第一に、あたしたちのやることは、ここに来た妖界の相談を聞くことでしょ?」
「だって、サッちゃんは妖怪の中では子どもだよ? だから、早いうちにおまわりさんのお世話になるなんてかわいそうじゃない? 私たちで、サッちゃんの悪事を止めてあげようよ!」
花子さんとメリーさんは、顔を見合わせて、もう一度ミキを見つめた。
「本気なの?」
メリーさんの問いに、ミキはうなずいた。
「だって、妖怪を救うんでしょ?」
ほほ笑んだ。ミキに笑顔を見ると、二人もほほ笑んだ。
妖界にあるターミナル。バスやタクシーがたくさん停まっている。いわゆる、幽霊タクシーや幽霊バスの発着場だ。
「んで、人間界ってどう行くんだっけ?」
と、花子さん。
「幽霊タクシーに乗ればいいでしょ?」
「ところでメリーのやつ、遅いわねえ。もう予定の時刻十分過ぎてるわよ?」
「お待たせ〜!」
メリーさんの声がした。空から聞こえたので、上を見上げると、ミキと花子さんは目を大きくした。
「着替えとメイク、それとこれを調達するのに時間がかかっちゃって……」
メリーさんは、ジェット機から手を振っていた。どこかの国で爆発事故を起こした、幽霊ジェット機だ。
幽霊ジェット機が着陸すると、メリーさんも降りてきた。
「さ、お乗りになって」
「さすが金持ちは違うわ……」
「ほえ〜」
放心状態のミキと花子さん。
幽霊ジェット機は高く飛び立ち、人間界へと飛び去っていった。
「人間界まで超特急でお願いしますわよ?」
「うわすごいすごい! 飛んでるよ!?」
ミキは車窓に夢中だった。
「あそこあたしの家かな?」
花子さんも夢中だった。
「花子さん。あなたの家はトイレじゃなくて?」
「そのトイレがあの辺かなってことよ!」
ムッとした。
「まあ、それはともかくして、そろそろ食事にしましょ!」
召使いたちが、三人に料理を運んできた。
「なにこれ?」
ミキは料理に指さし聞いた。
「これは凡人じゃなかなか手に入れることができない、ウシガエルのステーキですわ!」
「ウシガエル!!」
ウシガエルは、大昔を生きた妖怪たちにとって高級食材だった。人間たちにとっても高級食材だった。
「たーんと召し上がっていいのよ?」
ミキと花子さんは、あふれてくるよだれをごくりと飲み込んで、ウシガエルにがっついた。
「ああ、一生分の食事にありついたみたい……」
ウシガエルのステーキを食べおえ、リクライニングを深く下げる花子さん。
「ていうかこのジェット機、私たちだけの貸し切り?」
ミキの問いにコクリとうなずくメリーさん。
「聞くまでもありませんわ。わたくしの家の物ですもの」
「金持ちねえ……」
花子さんがミキに耳打ちした。
一時間後、人間界に到着。人間界へは、雲の上から着陸する形で到達した。
三人は幽霊ジェット機から見下ろす、久方ぶりの人間界の姿に釘付けになった。ビルが立ち並び、乗り物もいっぱい走っている。そして、人間はいろいろな服を着て、たくさん街を歩いていた。
幽霊ジェット機はヘリポートに着陸した妖界の乗り物のため、人間たちには見えない。
「これがさっき見えた建物?」
ミキは、佇んでいるビルの屋上の床を踏みしめた。
「さ、ミキさん。これからサッちゃんを探しに行くんでしょ?」
「あ、そうだ!」
「どうするのよ? 見た感じ、今の人間界は、広すぎてとてもじゃないけど、察知できなさそうよ?」
察知とは、妖気や霊気を感じること。
「ええ?」
ミキは、屋上の景色を眺めた。
「わあ……」
幽霊ジェット機から眺めたのとは違い、屋上からだと、よりいっそう広く、はっきりと景色が映った。
「確かに、妖気を感じるのは大変そうね……」
「昭和みたいなさ、商店街が立ち並び、町内って感じの小さな町並みしか歩いたことのないあたしたちが、こーんなだだっ広いところどうやって?」
肩をすくめる花子さん。
「あれですわ」
メリーさんがなにかを指さしている。
「はあ?」
「花子さん見えないの? あれよあれ。ほら、幽霊バスや幽霊タクシーみたいな形をした乗り物」
メリーさんが指さしていたのは、街を走るバスやタクシーのことだった。
街を走る市営バスは、停留所に到着すると、扉を開けた。
バスの中は満員だった。前から後ろまで人ごみでいっぱいだ。
「はあ……」
そのラッシュの中にいる一人のOLがため息をついた。OLはスマホを見た。
(サッちゃんのうわさか。いいわよね、妖怪は気楽で。人を殺しても刑務所に行かなくて済むし、きっと妖怪の世界では、人をおどかしたり、殺したりすればお金がもらえるのよ。なんで人間は毎日、いやでも働かないといけないんだろう……)
OLはスマホの画面を閉じた。
(毎日いやでも笑ってなくちゃいけないのはどうして? 毎日いやでもこんなぎゅうぎゅうなバスに乗ってなくちゃいけないのはどうして? なんで毎日……)
OLは、あるものが目に見えた。
「花子さん! なーんでこのわたくしがこーんなおっさんのお膝の上に座らないといけませんのっ?」
「あーらお似合いよ? 親子みたい……」
「変わりなさいな! あなたはいいわね、男子高生なんかのお膝に座って!」
「ちょーイケメン! タイプなんだけど〜!」
OLは、目をパチパチさせた。目をこすってみた。確かに、ハゲたサラリーマンと男子高校生の膝の上に座る、女の子が見えるのだ。
「ははっ。疲れてるんだ……」
なんて笑った時だった。
「ミキ、あんたもイケメン探して膝の上に座りなよ〜」
「ミキ?」
OLはあたりを見渡した。そして、それを見つけて思わず叫んだ。
「吸血鬼はコウモリみたいな性質あるから、これはこれで平気だもん」
ミキは、荷棚の上に横たわっていたのだ。
「ど、どうかされました?」
となりのサラリーマンが声をかけた。
「え、いや! あ、あ、あの子! あの子荷棚の上で横たわってますよ!?」
ミキに指をさした。サラリーマンは指さす方向に目を向けた。
「なにもないですよ?」
他のお客さんも、キョトンとしていた。
「ええ……」
がく然とした。ほんとにどうかしてしまったのだろうか、OLは本気で考えた。
「ま、まずい! 花子、メリーさーん!」
ミキが小声で二人を呼んだ。しかし、二人とも膝の上の人のことで頭がいっぱいでミキの声など聞いちゃいない。
「あの人、霊感ある人だ……」
バスが停留所に到着し、多くのお客さんを降ろした。OLも降りた。ミキ、花子さん、メリーさんも降りた。
「ついにサッちゃんを見つけましたの?」
「違うわ! あのOL、私たちのこと見えるのよ」
ミキは、前を歩くOLを指さした。
「え? でもあの人大人じゃん」
「大人でも、見える人は見えますわ」
「私さ、いいこと思いついちゃったんだよねえ」
会社へ向かっているOL。
「ねえねえお姉さん!」
声をかけられて、その足を止めた。
「私たちのこと見えるでしょ?」
OLは、バスの中で見たあの不思議な三人を思い出した。そして、恐怖のあまり逃げた。
「待ちなさいよ!」
三人は追いかけた。
「ひい〜! 呪わないで〜!」
逃げるOL。
「呪わないわよ〜!」
追いかける三人。
港に来た。さんざん走ったので、みんな息を切らした。
「な、なんなの君たちは! 他のお客さんたちは見えてないような素振りをするし、私、もしかしてほんとに疲れてるの!?」
「違うの! 私たちは妖界から妖怪。本物よ? 私は吸血鬼のミキ。おかっぱの子は花子さんで、ロングヘアの子はメリーさん」
「え?」
「あたしたち妖怪だけど、むやみに人を呪ったり傷つけたりしないわ」
「そんなことしたら、妖怪警察に逮捕されて、ブタ箱に連れて行かれる始末ですわよ」
OLは呆然とした。
「やっぱり疲れてるのかな……」
座り込んだ。
「お願い信じて!」
「そこまで信じられないというなら……。ほんとに呪いますわよ?」
怖い顔になるメリーさん。
「いやあんた金持ちじゃなくなるぞ!」
花子さんはハリセンを打った。
「うふふ! それハリセン?」
OLが笑った。
「え、そ、そうよ?」
「変なのー」
「なによ!」
ムッとする花子さんを制するミキ。
港近くの公園で、OLは三人から話を聞いた。
「なるほどね。サッちゃんが、カマで手足を切ろうと目論んでいるわけね」
「メリーさ、他になにか情報はないの? 例えばさ、サッちゃんは何月何日何曜日、何時何分に手足をちょん切りに行きまーすとかさ」
「そんなこと言われましても、サッちゃん手足をちょん切ると表明としか見ていませんから、そんな具体的なことまでわかりませんわ、花子さん」
「サッちゃんは神出鬼没だよ。きっと現れたい時に現れるんだ。あの子はまだ小さいからね」
と、ミキ。
OLは言った。
「多分さ、サッちゃんの話を知った人たち全員のところに来るつもりじゃないかな?」
「じゃあそれ、あなたもじゃないかしら? OLさん」
「え?」
メリーさんに言われ、ドキッとするOL。
「そうね。サッちゃんは手足をカマで切る妖怪で、バナナが好き。その話を知っちゃうと、来るんだもんね」
「そ、そんな〜!」
あやしく笑う花子さんとメリーさん。
「それよ! だからこそ、あなたを必要としたのよ私たちは」
と、ミキ。
「あなたがサッちゃんの話を知れば、サッちゃんは必ずあなたの元にやってくる。やってきた瞬間、私たちはサッちゃんをつかまえる! あなたはカマで切られる心配も、バナナを用意する必要もないわ」
「そ、そんなの私なんかじゃなくてもいいのに……」
指を突くOLに、ミキは言った。
「あなたは霊感があるんでしょ? 今時めずらしいよ」
「でもね、子どもの時は誰でも霊感がありましてよ? 大人になれば生きることに必死になって、霊感がなくなっていくのですわ」
「だからあたしは小学校のトイレに現れたのよ!」
「私たちは、妖怪相談室ってのをやってて、妖怪たちを救うお仕事をしているんだ。サッちゃんみたいに、人間を襲うことは、実は犯罪なんだよ? そうなる前に、サッちゃんを救ってあげたい。あなたにも手を貸してほしいの。必ず、サッちゃんには指一本触れさせはしないから!」
OLはミキの目を見つめ、やがてほほ笑んだ。
「申し遅れたけど、私は会社勤めをしています、ゆきです。ぜーったいに、ケガさせないでよ?」
ミキは笑顔になった。
「ただし、万一の時は一切の責任を負いません……」
と、花子さん。
「やっぱり自分たちだけでやって……」
「花子〜!」
ミキは花子さんをハリセンで叩いた。
「ていうか会社行かなきゃ! なんでこんなところで油売ってんのよ〜!」
ゆきは会社へ猛ダッシュした。遅刻は確定なんだけど。
夜になった。ゆきは寝る支度をした。
「ねえ……」
そばにいるミキに顔を向けた。
「もし本当に万一のことがあったら、どうする?」
「そうだなあ……」
ミキは答えた。
「私たちといっしょに、妖怪相談室をしようよ」
ゆきは少し困り顔をしながらほほ笑んだ。
「大丈夫! 絶対なにも起こしはしないから」
花子さんは押し入れに、メリーさんは天井裏に忍び込んでいた。
「私はちゃんとそばにいるから、ね?」
ゆきは少し安心して、部屋の証明を消した。部屋中に走る緊張。果たして、サッちゃんはいつ現れるのだろうか。
「緊張して眠れないよ……」
と、ゆき。
「ね〜むれ〜♪ね〜むれ〜♪」
歌うミキ。
「子守唄なんて……。うっ!」
ゆきが苦しんだ。
「金縛り! 花子、メリーさん!」
二人の名を叫ぶ。しかし、いびきが聞こえる。花子さんは押し入れの中で布団を敷いて、メリーさんはそのまま眠ってしまった。
「あんぽんたーん!」
ミキが叫ぶと、壁の中からサッちゃんが現れた。
「あたい、サッちゃん! 今日も妖怪らしく、あたいのうわさを聞いた人間の手足をちょん切るぞ〜?」
「ダメよ、サッちゃん!」
「あ? 誰あんた?」
「そんなことをしたら、あなたは警察に連れて行かれるわ」
「でもあたいは妖怪だよ? 妖怪は妖怪らしく、人間を襲わなくちゃ」
「それはもう古い習わし。今はもっとこうなんだろ? かわいげのあることをするのが理想よ!」
サッちゃんは唖然とした。
「もう〜! あたいは手足をちょん切るのー!」
カマを振りかざした。
「ダメーっ!!」
大きなカマがゆきの手に降りかかってきた時だった。
後ろから、花子さんとメリーさんが押さえかかってきた。
「あんたまだ幼稚園でしょ? そんな物騒なものより、おもちゃの刀で遊んでな?」
「あなたには、高級なビュッフェはお早くてよ?」
「な、なにおばさんたち! 離して!」
「おばさんじゃなくて……」
二人は同時に、
「お姉さんじゃー!!」
サッちゃんを壁に投げつけた。壁に彼女の型ができてしまうほどの勢いだった。
「はあ……はあ……」
金縛りが解けたゆきは、汗ダラダラだった。
サッちゃんは正座させられて、三人のお姉さんたちから説教を喰らった。
「どうしてこんなことしたの?」
「だって……。あたいも他の妖怪みたいに活躍したかったんだもん……。うわーん!!」
泣いた。
「あのね! 一流の妖怪として食べていくのも、大変なのよ?」
怒る花子さんを制するミキ。
「その気持ちは大事だよサッちゃん」
と、ゆき。
「誰だって失敗はあるから。大事なのはそのことに気づいて、次回からどうするか、考えることだね」
ほほ笑んだ。まさか、人間から妖怪にアドバイスするなんて、妖怪相談室の三人は思ってもみなかっただろう。
「そうだ。サッちゃん、冷蔵庫にバナナがあるんだけど、食べる?」
「バナナ!? 食べる食べる!」
ゆきは冷蔵庫からバナナを取り出してきた。
「はんぶんこはんぶんこ!」
ぴょんぴょん飛び跳ねるサッちゃん。
「なーんだ。かわいいとこあるじゃない。やっぱり子どもねえ」
ミキは飛び跳ねるサッちゃんをほほ笑ましく思った。もちろん花子さんとメリーさんも。
ゆきがバナナを半分にしようとした時だった。
「へっ。とりゃあ!」
サッちゃんは突然カマでバナナを半分にした。ゆきは呆然とした。
「ありがとねお姉ちゃん。あと妖怪相談室のおばさんたち、あっかんべ〜!」
半分のバナナだけもらうと、壁の中に消えていった。
ゆきは腰が抜けてしまい、半分になったバナナを持ったまま放心状態になった。
「生意気なガキ……」
舌打ちをする花子さん。ミキとメリーさんは、呆れてため息をついた。後でわかったことだが、手足をちょん切るとは、切り傷を作ってやるという意味で、真っ二つにしてやるわけではなかったらしい。
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