4.誕生!高性能アンドロイドアイちゃん

第4話

ゆうき、まなみ、あかねは下校していると、科学の娘りかにたどり着きました。

「ねえねえ。りかん家遊びに行こうよ」

 と言って、まなみは科学の娘りかのインターホンを鳴らしました。

「遊びに来たよー。どうせ暇してんでしょ?」

 ドアを開きました。

「ひえっ!」

 三人は驚きました。出てきたりかは、寝癖がたくさんついており、目の下に、クマができているからです。

「やあ……」

「あ、あのりかさん? もしかして、寝不足?」

 ゆうきが聞く。

「あはは……。三日間、一睡もしてないなんてことはないよ〜?」

「三日間一睡もしてないの!?」

 三人は驚きました。

「ああ……」

 りかはヘロヘロして、倒れました。ゆうきとまなみは、地面に落ちそうな彼女の背中を、持ち上げました。

「とにかく。居間に運びましょ?」

 あかねが言いました。


 真っ暗な景色がだんだんぼやけた景色になり、そして、鮮明な景色に変わる。

「あれ? ここは?」

 ソファーの上で、目を覚ましたりか。あたりをキョロキョロしました。

「あれから三時間も寝てたよりかさん」

 ゆうきが、紅茶を運んできました。

「まなみたちだけで運ぶの、大変だったんだから」

 まなみは、クッキーを持ってきました。

「ありがと。実はさ、三日間寝ないで発明してるものがあるんだ」

 りかは、寝ていたソファーから立ち上がりました。

「ちゃんと寝なきゃダメでしょ?」

 あかねが、まるでお母さんみたいなことを言いました。

「実験室に来て。これは、人類史上初の発明品かもしれないの」

 というわけで、実験室に来ました。

「あれよ」

 指さされたほうを見て、三人は目を丸くしました。

 そこにいたのは、目を閉じたままの、女の子でした。実験台の上に、座っています。

「女の子?」

 と、ゆうき。

「女の子よ?」

 と、まなみ。

「女の子ね……」

 と、あかね。

「でねでね。名前はアイちゃんって言うんだ」

 りかが説明しようとした時、

「誘拐犯!」

 三人が、りかをにらみました。

「この子になにをしようって言うのっ?」

「え? 三人そろってどうしたの?」

「あたしたちと同い年の子ね。かわいそうに。あんた発明品作るために、人を利用するなんてありえない!」

 あかねが怒りました。

「人じゃないよそれ。触ってみ?」

 あかねは首を傾げ、アイちゃんに触ってみました。

「ひょえ~!!」

 震えました。ゆうきとまなみも触ってみました。

「びょえ〜!!」

 震えました。確かに、人肌とは思えない触り心地でした。

「改造されたんだ〜!!」

 頭を抱える三人。

「だから人間じゃないって」

 呆れるりか。

 ようやく落ち着いたところで、もう一度説明しました。

「この子はアンドロイド型小学生のアイちゃん。この子はね、二通りの性能を持っているの」

「二通りの?」

 まなみが首を傾げました。

「そっ。まずは、電気を蓄えたり、与えたりできること」

 服の裾を上げて、背中の一部をパカッと開けました。すると、コンセントがでてきて、そこに、充電器を差し込みました。

「で、あとはコンセント下のボタンで、充電を選択すれば。完了」

 呆然としている三人。遠目からすると人にしか見えないのに、こんなもの見せられたら、りかの発明品だと信じるしかありません。

「で、もう一つは、人間らしいこと」

「見た目が?」

 と、あかね。

「それもあるけど、ちゃんと立ち振る舞いも、人間そのものなのよ? 充電が完了したら動くから、一時間待って」

 一時間経ちました。 三人は、息を飲みました。いよいよ、コンセントを背中に差し込める人型機械が動き出すのです。まばたきもできません。

「せーのっ」

 りかは、アイちゃんのおでこを突きました。すると、アイちゃんは、ゆっくり目を覚ましたのです。

「目を覚ました!」

 わくわくした表情の三人。

「おはようアイ。ママだぞ? ほら、ほら」

 アイちゃんに手を振るりか。

「マ、ママ?」

 唖然とするゆうき。

「そりゃ、アイちゃんを開発したんだもん。ママでしょ?」

「ママ?」

 と、アイちゃんが口を開けました。

「呼んでくれた!」

 目をキラキラさせるりか。

「これから毎日、いっしょに暮らしていこうな? ママといっしょにな!」

 アイちゃんを抱きしめて、ほおずりをするりか。

「苦しいよママ」

 笑いながら、ためらうアイちゃん。

「すごい……。まんま人間だ……」

 感心するゆうき、まなみ、あかね。

「でも、どうして急にアイちゃんなんて作ったの?」

 まなみが聞きました。

「はーいそれが本題なのーでーす!」

 いきなり指を突き上げるりか。続けて説明しました。

「あたし、もういやになったんです。自分の考えたありとあらゆる発明品がボツになっていくのが。これまで家電や電化製品などを提供してきた企業さん方にモーターシューズやスメールバスターズ、自動ピアニストを見せつけてやったところ! 実用性がないうんぬんかんぬん言われて、ただのガラクタになったのです!」

「ていうか、ガラクタそのものだよね?」

 あかねの言葉に、うなずくゆうきとまなみ。

「そこで! もうあたしは企業さん方に頼らない方向に決め、自分の力で、発明品を提供していこうと思ったこれすなわち……。フリーランス!」

 ゆうきが聞きました。

「フリーランスって?」

 まなみが答えました。

「自分で商売して、自分で売り込むことよ」

「どうやるのよ?」

 あかねが聞きました。

「それはまだ未定」

「えー?」

「だからこそ! お知り合いの君たちが必要になるわけじゃない。モーターシューズを使ったゆうきちゃんに、おもしろアプリ君を使ったまなみちゃん、自動ピアニストを使ったあかねちゃんがいる。君たちも、学校や家族に教えてあげてよ!」

「ないないない……」

 手を横に振る三人。

「モーターシューズなんて怖いもの紹介できないよ!」

「おもしろアプリ君なんて流行ったら、ひどい有様だわ!」

「自動ピアニストは、まあいいかもしれないけど……」

 あまりよくない感想を放つ三人。りかは、肩をすくめました。

「ねえねえ。お友達三人は?」

 アイちゃんが三人に聞きました。

「アイっていうの。よろしくね!」

 にっこり笑いました。三人は、「かわいい……」と和みました。

「そ、そうだよ。私たちお友達なの」

「よろしくねアイちゃん」

 ゆうきとまなみがあいさつしました。

「よろしく」

 あかねもしました。

「えへへへ!」

 アイちゃんが笑いました。

「ママ、お友達ができたよ」

 りかの元に来ました。

「うんうん。こうして子どもは自立していくのね」

「ほんと、ずいぶんとしっかりしているのね」

「あかねちゃん、もちろんよ。この子は、人間味を持ったアンドロイドだからね」

「どうしたらそんなのできるのよ?」

「これよこれ」

 黒のわっかに、コードみたいなのがついた機械を見せました。

「これは、てんかん患者が脳波検査を行う時に使う機械で、これの機能を利用して、あたしから人間らしさを、アイちゃんに分けてあげたの」

「へえ?」

 と、三人はそろって声を上げました。

「アイちゃんは、きっと普通にみんなと同じ生活をしていけると思う。だからお願い。君たちさ、いっしょにこの子と過ごしたってよ」

「えー!?」

 驚きました。


 翌朝、科学の娘りかの前に集合して、アイちゃんと合流した三人。ランドセルを背負ったアイちゃんは、ウキウキとハミングしながら、学校へ向かいました。

「ねえねえまなみちゃんあかねちゃん。どんな話したらいいのかな?」

「んなことまなみたちが知るわけないでしょ?」

「とりあえず、普通の人と変わらない感じだから、適当にしゃべってみる?」

「じゃあ、あかね。あんた行きなさい」

「え?」

 というわけで、まずあかねが話しかけることにしました。

「あ、あ、アイちゃん?」

「なーにあかねちゃん?」

(な、名前覚えてくれてる!)

 あかねは驚きました。

「あ、えっと……。アイちゃんはバイオリンとか興味あるかな?」

「バイオリン?」

「そうそう。バイオリンっていうのはね、弓で弦を弾いて音を鳴らす楽器でね」

「知ってるよ?」

 あかねは呆然としました。

「よーし。ゆうき、行ってきな!」

 まなみが、彼女の肩に手を置きました。

「ええ!? わ、私?」

「そうよ。ゆうきなら、あの子となにか話すネタあんでしょ。ほら、行ってきな!」

 背中を押して、無理やりアイちゃんの元へ連れていきました。

「まなみちゃんってば強引なんだから!」

 ムッとするゆうき。

「ゆうきちゃん!」

 と、アイちゃん。

「あわわ! ア、アイちゃん……」

 アイちゃんは首を傾げました。

「あ、えっとその……。ア、アイちゃんは好きな食べ物とかある?」

 アイちゃんは答えました。

「スマホ!」

「スマホ……」

 ゆうきの頭の中で、「スマホ!」という声が響き渡りました。

「スマホは食べ物じゃないよ〜!!」

「え? 背中に充電器つないで、スマホの電気いつも蓄えてるよ?」

 りかの発明したアイちゃんは、スマホの充電器を使って、本体から電気を供給することができるのです。

「あ、そうだ。言い忘れてたけど、ママがね、アイのこと見守るためにって、おめめにカメラをつけたんだって」

「カメラ?」

 と、あかね。

「うん!」

 三人は、じーっと目を見ました。確かに、瞳がカメラのレンズみたいになっていました。

「こりゃ意地でもアイちゃんという発明品を、世に知らしめるつもりね……」

 まなみが呆れました。


 学校に来ると、アイちゃんは一組の転校生として紹介されました。

「アイです! 好きな食べ物は、ふりかけです!」

 生徒たちが笑いました。

「一応まわりにはアンドロイドであることは非公開なんだね」

 ゆうきがまなみに耳打ちしました。

 アイちゃんは、すっかりクラスの人気者になりました。もう、ゆうきたちが手を出す必要もないくらいです。

「アイ! ドジョウすくいやれよ」

 男子に頼まれると、

「よよいのよい! よよいのよい!」

 ビーチボードを持ってやってくれるし、

「ねえねえアイちゃん。これつけてみて」

 女子に頼まれて、ヘアピンをつけてもらったりしました。

 また、体育の授業ではクラスいち活躍しました。運動神経までプログラミングされていました。男女問わず、人気者でした。


 ある日、今までのアイの様子を振り返ろうと、実験室のパソコンで映像を見ました。

「いいねいいね! アイ、初日で人気者に成し上がるなんて、ママ超うれしいよ!」

 アイの頭をなでました。

「えへへ!」

 アイが笑いました。

「もう私たちの出番はいらないかもね」

「ていうか、まなみたち初日からアイちゃんにつきっきりになる必要なかったわね」

「たださ、一つだけ気になることがあるんだけど」

 あかねは言いました。

「給食食べてるけどさ、どうしてるの?」

 アイちゃんは、裾を上げると、お腹を開けました。

「こうなってるよ」

「うへえ!」

 お腹の中には、今までかみくだいた給食が入っていました。まるで、おかず缶に入っている、残飯のようでした。

「ちゃんと処理してる?」

 まなみが聞きました。

「ええもちろんよ。あたしが食べてるもの」

 りかの発言に、返す言葉もない三人でした。

「ところで、アイ。これで満足しちゃいけないよ。わかった?」

「どういうこと?」

「どういうことよ?」 

 と、あかねも聞きました。

「アイは、可能性を無限大にしなくちゃいけないからね。さあ、この映像を見よ!」

 りかは、とある生徒をアップしました。

「え? な、なんでクラスの学級委員、まいさんが?」

 と、唖然とするゆうき。まいは、読書をしていました。

「この子、君らのクラスで浮いてるでしょ」

「た、確かに……」

「それがなによ?」

 と、ゆうきとまなみが言うと。

「アイ。あんた、この子と友達になりなさい」

「え?」

「あんたは、みーんなと仲良くならなきゃね」

 ウインクしました。

「うん! みんなと仲良くなる!」

 ほほ笑みました。


 翌日、読書をしているまいの元へ来たアイちゃん。

「おはよう。お友達になろう?」

 ほほ笑んで、手を差し伸べました。

「ストレートね……」

 苦笑いするゆうき。

「ふん」

 しかし、まいは本を閉じると、そのまま立ち上がりました。

「私に友達なんて必要ありません」

 と言うと、アイちゃんから離れていってしまいました。

「必要ない?」

 ポカンとするアイちゃん。

「アイちゃん。あいつあんなんだから、誰もよりつかないんだ。アイちゃんも、かかわらないほうがいいよ?」

 まなみが言いました。

「そうよそうよ。アイちゃん、世の中かかわらないほうがいい人もいるからね」

 あかねも言いましたが。

「そんなことないよ。アイは、みーんなと仲良くするんだもん!」

 両手をいっぱいに広げて、仲良くするんだと表明しました。呆然としているまなみとあかね。

「アイちゃん……」

 アイちゃんの意思表明にほほ笑むゆうきでした。

『よーしアイ! さっそくまいちゃんと仲良くするために、がんばるわよ?』

 アイからりかの声がしました。

「え!?」

 驚くゆうき、まなみ、あかね。

『あ、お三方! カメラだけでなく、あたしりかとお話ができるスピーカーもついてるんで。なにかあったら気軽に話しかけてね』

 どこに付属しているかわからないスピーカーから聞こえてくるりかの声。三人は、なにも答えずに、自分たちの席に戻りました。

 次の休み時間に、まいは先生に頼まれた宿題のプリント百枚以上を運んでいました。

「持ってあげるよ!」

 アイちゃんが進んで半分運んであげようとしました。

「いいです!」

「いいから!」

 取り合いになっているうちに、

「きゃあ!」

 百枚超のプリントが、バラバラと落ちてしまいました。

「あーあ……」

 と、アイちゃん。

「なんてことしてくれちゃってるんですか!!」

 怒られました。

 また次の休み時間、読書をしていたまいに、アイちゃんがよってきました。

「まいちゃんまいちゃん。おもしろい遊び教えてあげる。消しゴムドミノ! 消しゴムを三つ以上並べて、倒すだけ!」

「……」

「おばけだぞー! 怖いだろー?」

 袖に腕を隠して、プラプラしました。

「……」

「ハハッ! 夢の国へようこそ! ハハッ!」

 ものまねをしました。

「……」

 ゆうきとあかねが、唖然としていました。

「アイちゃん、りかさんになんか変なこと教えられてないかな?」

「さあ?」

「こうなったら、奥の手だ!パンツ見せてあげちゃうんだから!」

「はあ!?」

 驚くまい、ゆうき、あかね。

「いくよー? ぱーんーつ丸見えー!」

 スカートを上げようとして、

「やめなさーい!!」

 まいが押し倒して止めました。男子たちが、舌打ちしました。

「いたた……」

 まいが起き上がりました。

「まいちゃん大丈夫?」

「いい加減にしなさいよあんた!!」

 怒鳴りました。

「私は学校に勉強しに来てるの。あなたみたいにしつこい人、困ります!」

「しつこい?」

「はあ……」

 ため息をつくと、自分の席に戻りました。

 アイちゃんは、そのまま床に座って、ポカンとしていました。


 下校時間。

「……。ついてこないでください!」

 まいの後ろを、アイちゃんがついてきました。

「しつこいですよ? ついてこないでください!」

 でも、ついてくる。

「もう〜!! 何回言えばわかるんですかっ?」

 電柱には、アイちゃんを陰から見守っているゆうきたち三人とりか。

「ねえ、なんであそこまでついてくるのかな?」

 と、ゆうきが言うと。

「アイにね、一度仲良くならないと仲良くなるまでしつこくつきまとうというプログラミングしてあるの」

 りかが言いました。

「り、りかさん!?」

 ゆうき、まなみ、あかねが目を飛び出すほど驚きました。

「あたしにとってさ、あの子は最後の希望だと思ってる。だから、ああいう子と直面しても、うまくやってくれるといいんだよなあ」

 結局アイちゃんは、まいの家にまで来てしまいました。

「はあはあ……」

 走ったので、息を切らしているまい。

「なんであれだけ走って……。息を切らしてないの?」

「走るの得意だから?」

「家の中までは入れませんよ!」

 家の門扉の前に立ちはだかるまい。

「でも、アイまいちゃんと仲良くなりたいの」

「だーかーら! 無理なんですって!」

「そんなことないよ。だってママ言ってたよ。アイは、誰とでも仲良くできる子だって」

 ほほ笑みました。

「そんなじゃれ言、真に受けるの?」

「ママは、アイは会う人すべてと仲良くなるために作られ……じゃなくて生まれたんだよって言ってくれたの。だから、まいちゃんともきっと仲良くなれる!」

 両手を握りました。

「なっ!」

「まいちゃん、お友達になろうね」

 笑いました。まいは、呆然としました。笑顔に、釘付けになったのです。

 まいは、少し照れくさそうにして言いました。

「ちょっと上がってきなさいよ……」

 家に上がって、お茶を用意してもらいました。

「熱いお茶飲める?」

「うん飲めるよ」

 アイちゃんは、用意された湯飲みのお茶を飲みました。

「だ、誰かを家に呼んだのって、初めてね……」

「そうなの?」

「ま、まあ。私、学級委員って傍ら、友達というか、話せる相手いないんです。勉強ばかりしていて、気づいたら、人目を避けるようになっていました」

 湯飲みを置きました。

「ねえまいちゃんなにする?」

「えっ? こ、こういう時はなにをするべきですか?」

 照れながら聞きました。

「とりあえず家に帰ったから、宿題しよっか」

「宿題?」

 居間で、宿題を広げました。算数の宿題です。アイちゃんは、ほんの二分でおわらせてしまいました。まいは、がく然としました。

「えへへ! おわっちゃった。次はなにする?」

「成績でこの私を超えた人はいないのに……。やっばりあなたきらいです!」

 怒られました。

「ええなんで?」

 首を傾げるアイちゃん。

「なんでも納戸もありません! きらいなものはきらいなんです!」

「えー?」

「帰ってください!」

「なんで?」

「帰れ!」

 今までのやりとりを、アイちゃんに忍ばせたカメラで観ていたりか。

「よーし。アイは成功ね! 昨日から今日までの映像を、ヨーチューブにアップしなければ!」

 さっそく、ヨーチューブにアップしました。

 しかし、コメントはハテナマークがついたものばかりでした。問題は、映像だけ映っていて、本場アンドロイド自身が映っていないことが欠点でした。

「これじゃダメだ……」

 ガッカリしました。

「じゃあねまいちゃん! 明日ねー!」

 夕方になり、アイちゃんは帰っていきました。

「べーっだ!」

 あかんべーするまい。しかし、すぐほほ笑みました。

「友達か……」

 夕日を見つめました。今日は、一段と輝いて見えたのでした。

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