「いった！叩くことないだろ？！」

健司くんは、ニキビができたほっぺに手をやり、落胆の顔色を見せた。

「中学生だからって、許される事とそうでないことあるんだからね」

以前、

風呂上がりの恥ずかしい姿を彼に不覚にも見せてしまった責任もあって、

「セックスは好きな人とすることなんだよ！」

ちょっと偉そうに諭してみた。

私だってしたことないんだから。

キス以外は…… 。

ＮＡＴＳＵとのキスをまた思い出してしまった。

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