第73話

「…好きな人とHできる可能性がなかったらどうすんだよ?

お前は 好きな男とやってるのかよ?」



健司くんはふてくされた顔で私に聞く。





「…いるよ」




″好きな人なら″



「″やった″ことはない…処女だけど」


「はぁっ? マジなの?、?高3だろ?

まだねーの?!」



健司くんは鳩が鉄砲玉食らったような顔をして笑った。




18歳じゃ遅いの?



年齢じゃないよ。



本当に好きな人に出会わなきゃ、意味がないじゃない。







「わたし……


NATSUが好きなんだもん」

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