第71話
「こ、こらっ!」
抱き締められ、子どもだと思ってた健司くんが、意外に力があるのはわかったけど、
………なんでこうなるのか………
突き飛ばして良いのかわからず、戸惑う。
「どうしたの?……ホームシック?」
「んなわけあるか!」
健司くんは生意気にそう言うと、私をベッドに押し倒した。
もう、これは子供のイタズラじゃ済まない。
「いい加減にして!」
パシン!!
と、容赦なく健司くんの顔をひっぱたいた。
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