第33話

リビングの隣の部屋には

大型のソファ、ベッド、

キッチン周りの小物類、

テレビ、棚、などが並んでいた



射沙波「(アレ・・・こんだけ?


    引っ越しにしては

    少ないよな…?)」



小橋「お嬢さん、一人暮らしでも

   されるんですか?」




射沙波「!!

    (まさか…まだ高校1年なのに?


    花学入ったばっかだってのに??


    流石にそれはないよな??)」



少し間を置いて、

恋羽ちゃんのお母さんが口を開いた




恋羽の母「・・・

     一人暮らしという訳では

     ないんですけどね…


     少し、遠くの方に行くことに

     なったんですよ…」



小橋「そうでしたか…

   すみません、余計な事を聞いて

   しまいましたね」



つくろってはいるものの、

恋羽ちゃんのお母さんの表情は決して

明るくはなく、

何か事情があるのだろう


と、小橋さんが悟ったためか

それ以上質問は出来なかった



恋羽の母「いえ…」




射沙波「(く…

    気になるな…!

    なんかヒントはねーのか!?

    こないだの謎解きみてーによ)」



長居出来るような雰囲気でもなく、

俺たちは作業に取り掛かった

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る