第12話

自己紹介タイムは続く。



狩猪カリノ ありす


「会社員、24才。


 メンドーなことになったけど、

 俺は俺のやり方で ここを脱出しようと

 思う。


 ケド、

 こんな出会いなんて滅多にねぇからな。


 ・・・ま! 

 気が向いたら手ェかしてヤンよ。


 困ったことがあったら、俺に言いな?」




輝羅理

「あー・・・

 オネェサン・・・だよな?

 ですよね? 


         アナタ…」



ありす

「おう、そうだぜ?

   何かヘンなとこでもあったかよ?」



輝羅理

「いえ、

  そういうワケじゃないんですけどね」



「プーーーッ!!


 キラリさんともあろうお方が、

 萎縮しちゃってんじゃーん!!」



輝羅理

「あぁ!? るっせーな…


 イシュクなんかしてねぇよ」



ありす

「なんだ? この生意気そうなガキは?


 まだガキだからか?


 俺の強さもわかんねーみてぇだな」



「へぇ・・・

 なんなら、ちょっと 試してみる?

 

 ただのガキか、… そうじゃないか…」



「ちょっと! 待ってくださいルナくん!!


 揉めてる場合じゃありませんよ!!


 冷静に、冷静に!!」

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