第9話

「う・・・あぁぁぁ!!!」



「だめだあああ!!!

 落ちる!!!!!!」




バキバキバキバキ!!!



ガラガラガラガラ・・・!!!




大きな音とともに、 巨大な亀裂が走り

床が崩れ始める。



「うおりゃああっ!!!」


「落ちてたまるかよ!!!」


「どきなさい! アタシが先よ!!!」


「邪魔よ!! 

 アンタがどきなさいよ!!!」


「あーん、待ってよおおお・・・」


「ふう・・・ やれやれだ・・・」


「カンベンしてくれよ 

      今日は厄日やくびだぜ」


「皆の者 覚悟なされよ?」


「ラッキー・・・♡」





瞬間的に 数人が亀裂を飛び越えて、

愛梨たちの脇にある唯一のスペースに

しがみついた。




ドドドドドドドドドド・・・!!!!!




次の瞬間、

ラウンジ側のスペースは

巨大な雪崩のような音とともに

残された人々を飲み込み 落下していった。

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