第58話
開いた空間に顔を出したあなたは
頬に湿った空気を感じた。
ようやく狭い場所から抜け出せたと
いうのに、その景色から 安堵とは
真逆の反応を見せる。
目の前に現れたのが、墓地だったからだ。
「おーい、
早く上がってくれる〜?」
梯子の下から聞こえるユウの声に
ハッとして、あなたは地上へと進み
そしてユウも続く。
「結局、ここに繋がってたのか…」
気を強く保っていたユウも、
いざこの場所へやってくると
流石に嫌そうな顔をしている。
「避けては通れない場所ってこと
なのかな?
石板、ありそうだね」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます