第57話

「ねぇ、これ見て!」




地下道の行き止まり、壁には

緑色の紙が貼られていた。



”『S』” と書かれている。




「これ、剥がれるみたいね?


 もってこっか」




ユウは緑色の紙を剥がし、

ポケットにしまいこんだ。





「…で、この先どうするかだけど…」





あなたは、行き止まりの壁伝いに

探りで何か無いかと探す。





…と、"ここにロープがある!"、と叫び

その縄を引っ張ると…





「天井が開いた!


     …痛っ!」





ユウの足元に当たったものは、

ハシゴだった。





「これで上に登ればいいわけね!」






こうして、ようやく埃っぽい地下道を

抜け出すことが出来た。






そして抜けた先は…

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