第44話

あなたがメモをとり、

次の方向にあたりをつけているとき…




「これなら、スタート地点の方が近い ね…」










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気付くと、

リセットをくらっていた。







…くらいはしたが、

“だ4“地区から次の”た5”地区へ

歩いて帰るよりも、強制終了で

スタート地点に戻された方が

目的地には近いということを

ユウもあなたも把握しているので、

あなたは特に慌てた様子もない。










―えっ!?―









しかし、時計を見たあなたの表情は

一変した。









時計には これまで時刻だけが

表示されていたが、




左上に追加されていた文字…










”ZAN2”










これについて、ユウとすぐに話したい

そう思ったのだろう。


あなたは 集合場所の街路樹の方へ

急いで駆け出した…

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