第40話

胸に添わせる 指先が、


漏れる吐息を いっそう強めてしまい











あなたと、ユウの 心音は

刺激し合う 指の動き以上に 

乱れていて…











互いの肌を包み隠すものは

邪魔になってしまい…










互いの熱は、抵抗なく

触れあい 燃え拡がるように

もっと 互いを求めあった…













堪えきれない身体の昂揚こうよう

高まる波と共に頂上にまで達し…











”ん…っ  


   はぁ… ん っ…”




”あんっ 


  ぁ… あ・・・!


    あぁああぁあ…!!”











やがて天の果てに達して、

荒れた息だけが 部屋に咲いていた。









――――――――――――――――――――…








「… キミのこと、


  もっと好きになっちゃったよ


     離れたくないくらい…」











出会ってまだ数日も経っていないにも

関わらず、







2人は男女の仲になった…

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