第37話

「こっから先は、いつ月が見えるか

 わからないね


 どうする?

 もっかい検証してもいいし、


 このまま少し ここで休むでもいいし


 キミに任せるよ」






あなたが選択した行動は、

この場でユウと話をするということだった。






「記憶…キミもそうなのかな?


 人の名前は思い出せるのに、

 その他の生い立ちとか、

 思い出とか… 

 

 何も思い出せない…


 言葉とか、生きてくための知恵とか


 そういうのはしっかり覚えてるのに



 まるで他の記憶は不純物とでも言うかの

 ように、排除されてるみたいね



 なんでこんなくだらないゲーム?

 みたいなのに、付き合わされてさ…


 

         ・・・参るよね」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る