第36話
広い敷地内を手分けして、
筒の
時刻は03:59
あと5分程で、月が顔を出す事が
わかっている。
― いったん、近くの民家に逃げ込んで
リセットをやり過ごさないと ―
あなたはそう呟いて、
ユウに声を掛けようとしている。
「あった!!
これじゃない!??
あったあったー!!!」
公園の端の方から、
ユウが叫んでいる声が聞こえる。
あなたは早くこっちに来い!という
ジェスチャーでユウを呼ぶと、
時計を見たユウが慌てて、
あなたのほうに駆けつけて、
「リセットタイム!
忘れてたよ ありがと!」
あなたの指示に従って、
2人はダッシュで公園から抜け出した。
――――――――――――――――――――…
近くの民家に身を隠し、
月の顕現から逃れる事ができた。
ユウの手には、先程見つけた筒が
握られていた。
「じゃあ、中見てみよっか?」
筒の中には例によって、赤い紙と青い紙が
1枚ずつ入っている。
赤い紙には、“ワ“と書かれている。
青い紙には、”死”という文字。
あなたはすかさず、メモ帳を更新した。
――――――――――――――――
訪問ルート
――――――――――――――――
あ1、あ2 (商店街?)
↓
さ2☆ (城下町?) カ
↓
や1 (祠?)
↓
や5☆ (古い民家) ミ
↓
ま4 (街路樹、ユウと合流)
↓
だ4☆ (広い公園) ワ
――――――――――――――――
――――――――――――――――
紙に記されていた文字
――――――――――――――――
赤 : カミワ
青 :
――――――――――――――――
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