第359話
「
カードは俺らもステイでいく?」
「うん、問題ないと思う」
「ごめん!
レオ、タイガ!」
「なんだよ仙北」
「1個わがまま聞いてもらっても
いいかな?」
仙北がお目当てとしている虹湖がいる
チームは、カードをゲット出来ずに待機状態だと言うのだ。
「はぁ!?
フザけるなよ!
カード譲りてぇだと!?」
「あぁ、勝手言って悪い…」
「だったら、ジョーカーの権利で
虹湖ちゃんを指名すりゃいいだろ
食事の席も、ペアも」
「イヤ、
このまま 他のヤツらが虹湖ちゃん達に
カード譲るのを見てたくないって言うか
その前に助けてやりたいってゆーかさ」
「浜西!
俺からも、頼むわ」
「実は、俺も仙北に賛成したい…」
「レオとタイガも、虹湖ちゃんチームに
お目当ているからだろ?
親切心丸出しにして、心証ポイントゲット
したいってんだろ?
わかってんだよ…」
「く…
なぜわかった…!」
「俺の千里眼は何でも見通してしまう
からよ…
つーか、せっかくのジョーカー手放す
のは悪手だろ」
「浜西、ゴメン!
・・・これ、ジョーカーじゃないかも
あの壁際にいる女子チームが持ってる
可能性が高そう
僕の勘違いだった
僅かにだけど、
向こうのが強い力感じるよ
ってことは、コレが13で
向こうのがジョーカーかな?」
壁際には、背の低い黒髪ショートの女の子が
カードを持って 何か話し合っている姿が。
「マジで!?
それがホントなら それはそれで
すげぇ精度!
…あっ!
ってかさ、そのカード持ってる子って
俺の愛しき
…なるほど、わかった!
それなら、その女子チームと
うまいこと交換して、
虹湖ちゃんにカード手渡して、
虹湖ちゃんたちがジョーカーだったら
仙北を指名してもらえば
丸く収まるんじゃね?
俺もポイント稼げるし」
「浜西、お前やるな!
それだ!
そらならみんな文句ねぇだろ?」
「…ってことで、いいかな?
ミナサン…?」
「異議なーし」
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