第356話

――――――――――――――――――――…





  「は〜まに〜しくぅ〜ん」




「なんだ、気持ち悪ィな

         東山ヒガシかよ」




  「見てコレぇ


      カ・ァ・ド♡」




「もう見つけたのか!? カード


  早くね?

  あと1時間も残ってるぞ??」




  「すごいっしょ〜?


   何処で見っけたと思うぅ〜?」




「何だその自信は??

 腹立つな…!


 まさか、とんでもないとこで

 発見したのか??」




  「そ♡

   

    なんと、浄化装置の脇」




「浄化装置だと!?」



 

  「浄化装置だよ? 浄化装置。


    浄化だから…


    

    これ、ジョーカーっぽくね?



    浄化だけに♡」





「く・・・

  しょーもな…。


   だが、

   しょーもねぇ割に、何だ

       この胸騒ぎは…!



   変な納得感が有りやがる!」






  「はまにしくーん、


   せんぼくくぅ〜ん、


   レオくんに、タイガくん、

   

   ジュエルくんも〜


 

   ・・・お疲れでぇ〜っす♡



   ボクら、勝確かなぁ〜?



   それじゃ、楽しんでねぇ〜?


    

   もうジョーカー無いかもだけど?



   あっはっはっは!」






東山チームは不敵な笑みと高笑いを

手土産にカードGETチームの証でもある

施設への入場…



時折振り返りながら、カードが入った封筒をピラピラと見せびらかしている。




後ろについてゆく坂本が、申し訳なさそうにペコペコと頭を下げているが…。






「クッソがぁ…!


 ヒガシのヤロー、後でバキューンす!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る