第347話

女性が不利だという具体例を上げつつ、

ではどのようにして改善を図るのか?

という方向に話を進めた。




『…とまぁ、改めて挙げていくと

 結構あるものなんですよ



 では、そのための土台ボトムはと言うと…


 長寿命化と、

 出産年齢範囲拡大、

 生き急がなくてもよい世の中に!


 …ということがすごく重要になります。


 人生のプランを長く設定した上で、

 安心して仕事に就けるように

 医療の進歩と、社会の仕組み作りに

 ついても改革していくわけですね



 少しずつ定着してきた制度も

 ありますけど、

 私は、休んじゃっても仕事が無くなら

 ないかな?ポストが無くならない

 かな? という心配を無くすように、

 有給を拡大することを提案したいです



 例えば、10年間のうちに最低4回、

 長期休暇取得することを義務化します


 働くことが偉いんだ、という風潮も

 変えていき、ニュアンスを変えて


 働くためにプライベートを充実させる

 ことが必要なんだ!

 と、していきたいです



 職種に依っては回数を免除する場合も

 ありますが…


 ロボットやAIの参入も考慮し、

 誰かが居なくては回らない仕事を

 ゼロにすることは出来なくとも、

 平準化させて緩和することで

 誰でも休みやすく、

 休むことが当たり前になり、

 さらにプライベートの充実を図ることで

 経済も回しやすくしたいんです


 当然、補助金も充実させます



 まだ歴史的な背景の指摘や、

 様々なデメリットも考えられるので、

 先ずは可能な業界から段階的に採用して

 いきたい… 

 

 以上は考えていることの一部だけ

 ですけど、


 と、まぁ そんなふうにしていけたら

 な と考えています』

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