第332話

――――――――――――――――――――…



✻クラウンスティール世界大会✻

        (※ゲーム内容は57頁をご参照ください)



過去最高の32カ国が参加する大会で、

悠馬は日本代表[16名]として選出された(ちなみにジュエルは夏に行われた予選には参加していないため、不出場)。



アメリカ、ポーランド、ドイツ、イングランドの4強と言われているこのゲームにおいて日本のランキングは16位。



下馬評を覆す事なく、日本の選手達が軒並み敗退を繰り返す中で 悠馬だけは快進撃が止まらない。





悠馬

「 (あんときは殴られすぎて

   理解が追いつかなかったけど…



…―――――

もしも、優勝できなかった場合は


 …私から告白させてください

          ―――――…



   

   負けたほうがヤバくね??


   糸から俺に告る!?


   めっちゃいいじゃん!!





   …いやいやいや、

   何考えてんだ俺は!


   勝ってキメよう。


   それがベストに決まってる。


   絶対に優勝してやる!!) 」







残り1名となった日本選手。



“グループリーグ“では負け無しの3連勝!


敗けたら終わりの“ノックアウトステージ“に1位通過で進むと、1回戦ではジュエルのゲーム仲間でもある優勝候補・アメリカ人のジルを撃破!



「No〜〜〜〜!!


 ジュエル以外にもこんな奴が日本に

 居たのかよ〜〜〜!!」



«なんということでしょう!


 なんという幕切れ!!


 日本の弱冠15才が、

 優勝候補をシャットアウト!!!


 

 なんとジル選手、ベスト16で敗退〜〜!!


      信じられません!!!»


 




続くベスト8でもイングランドを破り

日本史上初となるベスト4へ駒を進める。




悠馬

「あと2つ…!


 ・・・よし・・・!!」

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