第294話

一拍おいて話を続ける泉水。



『それが、黒鎌と名乗る男からの

 連絡でして…』



その単語に酷く慌てる総理。


「黒鎌!?

 黒鎌なのか!? それは本当かね!?」



『はい、ただ…

 明日に会うらしいんですが、

 ジュエルくんに聞いてもそれ以上

 詳しいことは教えてくれず、どうしたら

 良いものかと…。


 …それでその報告に伺った次第です


 どのように対処すべきでしょうか…?』




「なるほど、わかった。」




『えっ?


 何がわかったんですか??


 ジュエルくん、その男に会わせるのは

 やっぱり危険ですよね!?

 黒鎌ですもんね!?』



「いや、特に問題はないだろう」




『はぁ〜!?


 イヤイヤイヤイヤ!

 何言ってるんですか!??

 黒鎌ですよ!?クロガマ!!


 わかります!?

 悪のカリスマ!

 

 そう教えてくれたのは孔雀畑さん

 アナタですよね!?


 止めてくださいよ!

 その指示もらいたかったのに!』




「まぁまぁ 落ち着いて、泉水くん。


 それじゃハナから人の意見聞く気は

 なかったのかね?」




『あ… ごめんなさい…。


 またやっちゃいました…


 申し訳ありません・・・』




「ふぅ… 君はほんとに

    騒がしい人だな…」

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