第249話

悲しみに暮れ、

1人研究室にやってきたときに

理人に一筋の光明がさした。




「そうだ!

 エンドピースがあれば、

 もしかしたら ノアを救えるかも

 しれない!

 これまでにやってきた研究は

 まさに今、使うべきだ!!!」




ただ、問題があった。

研究用に提供されたエンドピースは、

純度が低く、実用には不十分であり

とても使えたものではない、という事。










――――――――――――――――――――…










そこで、理人は 雇用主である黒鎌氏に

直接会って事情を話すことにした。


車椅子に乗るノアを押して、

理人は黒鎌氏が居る理事長室を訪ねる。








・・・・・・・・・・・・・・・・・・






「良かった…


 これで望みがつながりました


 本当に、何と感謝したらいいか…!」







黒鎌氏は、“黒の涙“と呼ばれる

最高機密レベルの物体から

超高密度の欠片エンドピースを取り出し、

理人に渡した。

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