第236話

「なんだ、てこずってんじゃねぇか?


          ジュエル」





ナンバー7

「誰ダ!?


 ソノ波長ハ…!



 シ、シカモ・・・


 トンデモナイ、高純度ノ・・・!!!




 マサカ、オマエモ…!??」





「だ…


 台苑条さん!?」







「危険なシグナル飛ばしやがって



 うるさくて眠れねぇじゃねぇか」






突如、

長い金髪をなびかせた 長身の男が

黒い雰囲気をまとい、やってきた。



存在そのものが、悪。


そう判らせるだけの 纏った空気。


視線がその男を捉えれば、

細胞が怖じけてしまう。




善すらも 悪に寝返らせるほどの

圧倒的暴力が秘められた瞳。




台苑条だいえんじょう れい




悪魔のような笑みを零しながら、

対峙する者を 壊し、潰し、終わらせる。




玄武の名を冠する男。










ジャリ…

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