第190話

帰りのシャトルバスに乗ったが、

泉水達よりも前に並んでいた人たちは

至って普通の家族や恋人…


後ろに並んできた人たちも

会話の様子から 異常な気配は

感じられない。



『(撒いた…かな?)』





「ふう…


 (フレンチシティから離れるたびに

  警告音が 弱くなっていく・・・


  どうやら 撒けたみたいだね)」




状況を確認しつつ

コクン、と頷くジュエル




”ご利用 ありがとうございました”




駅前にシャトルバスが到着。


ジュエルと泉水は最後に降りた。




『このまま宿舎まで同行するわね?


 念の為、何かあってもいけないし…


 (本当はもっと一緒に居たいけど


 まだジュエルくんも病み上がりだし…) 』

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