第155話

波は よりいっそう強くなって


  蜜と共に 

      溢れては押し寄せ…



 




『はぁ… ん…



   やん…っ 



        ぁん… ♡』







胸を覆っていた筈の 厚い布は



真ん中で止まっていたボタンが

隠すことを諦めてしまい、



左右にはだけ…




2つの蕾は

灯りのない闇の中に差し出されてしまった

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