第95話

『!!』



(あっ、ヤバっ!!


  一瞬、目が合っちゃったかも・・・



  早く、

  さっさと映画見て帰りましょ…っと。)




視線をすぐさま外し、何事も無かったかのように歩き出す。



―――――…



(でも、あの小っちゃかったモエちゃんも、

  もう高1かぁ…。


  考えてみれば、ジュエルくんと同い年

  なんだよね。


  ほぼ1周りくらい違うのか…。



  なのに、あんなに達観してるのは何故?



  世代とかいったらまた怒られちゃう

  けど、


  世代なのか、彼らがやり手なのか

  わかんなくなったわ。)



「…年輩の方々が頑張ってこられた

  から あたしたちもこうして楽しく

  暮らせてるわけだし…」



(ふふふっ、

  長らく忘れてたわ…


  そんな大事なこと…。


  モエちゃんに、感謝しなきゃ…。)

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る