第96話

トントン!






肩をたたかれたので振り向く泉水。


すると、そこに居たのは…





(あっ!


  さっきのイケメン! 

     って周りがほざいてたヤツ!!


  近くで見ると余計にキモっ!!




  ・・・3人組だったのか…。)





「ねぇ、かわいいおねぇさん


 さっき 僕のこと見てたでしょ?


 良かったら…一緒に遊ばない?」





『あ…イエ…


 これから用事があるので、

      お断りします…』




「はぁ〜⤴??


 なーんで僕の誘いを断わっちゃうかなぁ?


 カワイイからって、オネーサン

 チョーシのってんじゃない??


             ねぇ!」




(ハァーー〜〜あ⤴???

  それはこっちのセリフよ!


  イケメンだからって、チョーシに乗って

  スミマセン。

  イゴ、下を向いて

  粛々と生きていきマス。


  …って言えや! ボケが!!! )




「タカシくんの顔、見えないのかよ??


 このカオ、

 なかなかお目にかかれないよ??


 オネーさん、遊んどいたほうが

 いぃんじゃなぁい?


 どーせ、ケッコー遊んでんでしょ?」




(あー…イライラするわ…

  コイツら 顔面握り潰したい。



  アンガーマネジメント?


  6秒も我慢できるか!!


  1秒でフルボッコにしてやろうか!?)





泉水の怒りのボルテージが上がってゆく。

自然と拳にも力が入ってしまう。

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