第70話
『あー! 駄目だ!
身体がもたないわ…
ごめん、
ちょっとそのまま、
向こう向いててくれる?』
「えっ…?
うん、これでいいかな?」
腰掛けた。
2人の背中と背中には、
30cmほどの隙間がある。
(ふぅ〜〜…
ようやくこれでスタートラインね…。
あとは書類の説明と、その快諾か。)
「コレ、僕が政府の諜報機関のメンバーに
なるってこと?」
(読むの早っ!
確信したわ。
この子、めちゃくちゃ賢い。)
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