第69話

『ジ…ジュエルくん、

 先ずは、コレを見て?


 あ、一応 コレ国家機密の書類だから

 そのつもりで 内密にね?』



「ココ、ネットカフェだけど

 そんな大事な話しちゃって

  大丈夫なの? イズミちゃん」



ズキューン!!



氏名なまえ呼びは…

 ダイレクトに胸に来るぅ〜〜!!


 指先まで電気が走ってるみたい…



 でも…


 舌を噛んで ギリ耐えてる私…




 プロだわ!


 自分を褒めてあげたい!)





『ひょ、ひょれはらいりょーぶよ』



「えっ… 何て?」




ふぅ… ふぅ… 

と、荒げた呼吸を整える泉水。




(ひと呼吸おいてー… 落ち着いてー…)





『…それは大丈夫よ


 このカフェ、

 一時的に政府が貸し切ったから


 今は私とジュエルくんしか居ないから』




「へぇ…

 そんなことも出来るんだ?


   凄いねぇ、政府って」

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