第26話

「せ…せーじゅーろーさま!?」






アリスの手を握り、


顔を近づけてゆく征十郎…。





「 (こ…コレ…!


  どうしたら良いのかしら!?



  征十郎様は旦那様の大切なご子息!



  その、 君主の大切なご子息が


  あろうことか、


  せ、せせせ、せっくす…



  

  いやぁー〜〜〜ん♡♡♡



   私には恥ずかしくて言えないわ!!!



   こんなの… 


   業務内容には含まれてないし、


   

   お願いだから、

   そんな可愛ゆすぎるお顔を

   近づけないで〜〜〜〜〜!!!) 」

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