第70話
帝王・雷音 フーガ
高校サッカー界にその名を轟かせる
日本期待の1年ルーキー
小学校時代 全国優勝
中学校時代 全国優勝、
ジュニアユース代表経験、
海外クラブチームからのオファー、etc…
とんでもない逸材だが、
尊敬する恩師である
花学サッカー部監督の元で
全国優勝することを第一の目標とする彼は数々のオファーを断り
花学へ入学したのだった
雷音
「・・・いくか・・・」
ヘディングを仕掛けた刃弾は
雷音のブロックで吹っ飛ばされたが
雷音はそのままボールと共に着地し、
平然とドリブルを仕掛ける
魚頭
「いけーーー!!フーガ!!!
一人で決めちまえ~~~~!!!」
「うわー!
こっちきたー!!」
猫海
「コタロー!
ダメモトでいーから
当たってくだけろーーー!!」
功刀谷
「うわあああああ!!!」
ダダダッ!!!
雷音は左右にステップして
華麗にコタローを抜き去った
功刀谷
「痛って〜!」
抜かれて尻もちをつくコタロー
「コタローちゃん、かわゆ♡」
魚沼
「あぁ~ん、コタローちゃぁん♡」
気づけば雷音はゴールキーパー・猫海と
1対1の状況
刃弾
「まだネコがいる!
頼むネコ~~~~!!」
ここで雷音はバックパス
猫海
「おぉ!?
ボールが見えないんだな??
うん…!」
雷音の体がブラインドの役割となって
猫海の視界を妨げる
ザシュッ!!!
反仏
「よっしゃあ!!!!」
猫海の見えない位置から
パスを受けた反仏が
先ほどのお返しといわんばかりに
死角からゴールネットに叩き込んだ
雷音
「・・・サッカーは
全員でやるもの・・・」
A班の躍動もむなしく、
試合はワンサイドゲームとなり
7-0でE班が勝利した
刃弾
「ふぅ…
やれやれ
負けたぜ…フーガ
……やっぱさすがだな
しっかし、えっぐいプレーだぜ
どれもこれも」
雷音
「さっきの競り合い…
アバラ1本持ってかれたぜ…
お前もやるな…
シグレ…」
ガシッ!
固く握手をして検討を称え合う2人
織原
「さっすが、フーガくんは
強すぎよねぇ」
恋羽
「うん、・・・うん・・・」
遠くから織原と恋羽のやりとりを見ていた
イザナミ
射沙波
「はっ・・・!!
恋羽ちゃんがフーガのヤローを
見ている!?
・・・そーか、
恋羽ちゃんは大のサッカー
ファン・・・
こりゃ、負けたらマズいぞ!?」
メラメラメラ…
突如、射沙波に立ちはだかった恋敵、
雷音フーガ
決勝戦はイザナミにとって、絶対に負けられない一戦となるのだった
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