第66話

班対抗フットサル大会

C班 vs F班



まずはディフェンスにボースを預け、

ビルドアップしていくF班


ボールは虹越ノエルに回り、

美竹とパス交換して様子をうかがっている



美竹

「ノエル、

   イザナミとケアルが迫ってきてるから

   気を付けて?」


虹越

「うん、・・・

   でも前線にパスコースが

   ないかも・・・」



魚狸

「虹越! 

   俺にボールをくれ!」



虹越

「あ、ファルコくん 

   お願い!


   (え?

    何、この頼れる男子感…) 」




ボールはディフェンスリーダーの

魚狸ファルコへ回る



美竹

「ファルコ!


   もし勝ったら、

   ノエルがイイことしてくれる

   かもよ~?」



魚狸

「ぬ、

   ぬゎッッッッッッ

   ッ!!!!!」



一法師

ぬゎんだと!!????」



鰻丸

「ふぉぉぉぉぉぉ~~~~~

   ~〜〜〜!!!!!!」



虹越

「ええ!?ゆち姉何勝手に・・・!!


   そんなコト言ってない 

   言ってないっ!!」



しかしノエルが返す言葉も

3匹の狼の前では時すでに遅し・・・


美竹

「うふふ…

   これで仕上がったわね…」



魚狸

「俺のチャクラが限界を

   突破しているのがわかるか・・・?」



ケアル

「何ブツブツ言ってんの?

    勝つのはCだよ!!」



ケアルのスライディングが

魚狸ファルコに襲いかかる!!!



射沙波

「うまい!! 

    こりゃ逃げらんねーぜ!!」



カッ!!!



魚狸ファルコの眼に紅き稲妻が走る!!





魚狸

「もはや静止画にしか見えぬわ・・・


   真の力を解放した俺の前では

   全て等しく・・・!!」




シュバッ!!





残像を残して魚狸ファルコがケアルをかわす





ケアル

「なっ!!? 速い!!!」



雷音

「!!! なん・・・ だと!?

   今の動き・・・は・・・!!?」



猫海

「ファルコ…えっぐ!!

   何だ今の??


  (ウソだろう・・・!?

   ってか、

   帝王・雷音 フーガの眼でさえも

   今のファルコの動きは

   捉えられなかった…とでも

   言うのかい・・・!?) 」



が、

2の矢が魚狸ファルコに襲い掛かる



射沙波

「やるなエロ狸!!


    しかし、

    このファンタジスタには

    通用しねーぜ!!!」




射沙波のディフェンスは

往年の名ディフェンダー

フランコ・バレージを彷彿とさせるような

鉄壁の防御で魚狸を追い詰める




客席にいるシグレがすかさず反応する



刃弾

「バレージだ・・・ 

   バレージが目の前に

   降臨している・・・!!!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る