第13話

「そいつは 東中の柳だよ」



どこからともなく現れ

射沙波の横に並ぶ男、


そして聞きなれた声




射沙波

「ミズイロ? 

    オメー帰ったんじゃ?」



姫崎

「チョット寄り道をな・・・」



射沙波

「東中のヤナギ?」



姫崎

「ああ、

   あの弾丸小僧みてーなイカれた奴だよ


   東中のボンバーマンとか

   自分で言ってた」



射沙波

「おお〜! 

    あのボンバーマンな!


    バットの先にウ●コつけて… 

    逃げ回る4・5人を不意打ちして


    そんで 最後 俺に瞬殺された」

    


「うおい! 5人抜きは実力だかんな?


  不意打ちとかじゃねーかんな??


  それに、

  連戦じゃなきゃテメーなんて

  敵じゃねーかんな?」



射沙波

「で? 

    俺に何の用だ?」



「この近くにオアツラエの

  空き地がある・・・


  花学最強は誰か、

  今のうちに決めとくのも

  悪かねーと思ってよ・・・」



射沙波

「ほう・・・


    花学最強だと・・・?」



姫崎

「”最強”とか”最新”とかのワードに

    弱ぇなユラは

       ・・・ったく」



「思い出させてやろう・・・


  そして恐怖におののくがいい…


  ボンバーマンと恐れられた、

  俺様の真の力をな・・・!!」











3分後












「ぐは・・・っ  

  やるな・・・


  この俺の鳩尾みぞおちに 

  一撃ブチ込むとは・・・っ!!」




射沙波

「話になんねーな、

    オマエじゃよ・・・」




「・・・だがな、

  イザナミ・・・ 


  俺を倒したからって

  花学最強は別にいるぜ・・・



  ・・・ちなみに 

  そいつは3年の 


    ・・・この男だ・・・」



特に何もリクエストとかはしてないのだが 

柳は自分のスマホにある

男の画像を食い気味に見せてきた




射沙波

「な・・・!? 


    コイツは!!?」



「ほう・・・知ってるのか? 


  この俺サマを軽くあしらった…

  この男を・・・?」




射沙波

「(おいおいおい! さっき

     恋羽ちゃんに見せてもらった

     画像の男じゃねーか!



    ・・・なるほど・・・

    避けちゃ通れねぇ道、

    ってワケかい)



    ああ、

    俺が倒さねばならねぇ男だ・・・」




姫崎

「お前・・・

   さっき 穏便に過ごすとか

   言ってなかったっけか?


   面倒事はもうゴメンだぜ・・・?」




射沙波

「で? 

    その男は …強ぇんだな?」





柳「イヤ・・・ 

  ”強ぇ” というよりゃ・・・


  ”怖ぇ” ・・・だな・・・」




射沙波

「・・・上~等だ・・・!!!」

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