第11話

射沙波

「恋羽ちゃんは、

    サッカー見るの好きなの?」



恋羽

「うん・・・

   ここに来たら私の好きな選手に

   会えると思ったんだけどね…


   ここには居ないみたいで残念・・・」



射沙波

「(好き?? 

     好きって・・・

     英語で言ったら

     Likeルァイク? orオァ  Loveロゥ〜ヴ? 


     ノンノンノンノン!

     どっちにしたって許せん!!


     敵は早めにつぶしとかねーと

     な!!!)



    ち、ちなみにさ・・・


    その選手って・・・誰?」



姫崎

「 (おぉ? なんか焦ってんな


   焦るとアタマかきむしるクセ

   あるからなアイツ・・・)」



射沙波

「なるほど、・・・3年ね・・・


    (相手が誰だろうと、

    敵はぶっ潰す!!)


    土曜だったらまたここに来るの?」



恋羽

「うん、

   その人は部活じゃなくて

   クラブチームだったこと


   うっかり忘れちゃってたの

   ・・・ えへへ」



射沙波

「 (きゃーーーわうぃぃぃぃ~~

     ~~~!!!


    イザナミユラ、今、

    恋羽ちゃんの笑顔独り占め

    しちゃってます!!!


    きゅん爆 被弾!

    ユラのココ、丸焦げです!


    バイブス爆上げ! 

    俺のコンパスも

    びんっびんだぜ!!!


    この高校入れたのも奇跡

    だっつーのに、


     こんな出逢いまで用意されてる

     なんて・・・


     神様!!! 

     いままでの素行を

     お許しください!!!!


     これからしっかりと償って

     いきます!!!!!)



    ・・・じゃぁ、

    俺も土曜にここ来ていいかな??」



恋羽

「ほんとォ? 嬉しい!


    私、まだ友達少ないから 

   一人で来るの心細かったの!


   じゃぁ、10時にここに集合ね?」




射沙波

「 うぃっす! 

    死んでも来るっす!!!


    (恋羽ちゃんと・・・

     デートぉぉぉーーーーーーー

     ーーーーーーー!!!!!)」



姫崎

「 (なんだ!?飛び跳ねてる??


    まさか告ってOKもらったとかじゃ

    ねーだろなぁ??) 」

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