第70話

運命のナイトウォークは、

次のように決まった模様・・・



画像タイトルを入力…



【他クラス参加メンバー】

 左:梅木 楓花(1-3)

 右:橋館 海(1-1)

画像タイトルを入力…



虹越

うみ楓花フーカ

   いい人と巡り合えた?」


「私はウオガシラって人みたい


  ・・・どんな人?」


虹越

「あー、”りきぎょ”くんね~

   いい人よ?」



楓花

「アタシはねー


   モス…? って人」


虹越

「モスくんは… まぁ

   会ってからのお楽しみってことで!


   (ごめん、正直

    あんまし知らないの…


          影薄いし…)」



橋舘 海(1-1)と 梅木 楓花(1-3)は

虹越ノエルの花詩中学時代からの友人で

今回 頭合わせで呼ばれた2名だ



「ホントは

  ヒメサキくん推しだったんだけどね~」



楓花

「アタシも~~~ 

   もっかい引き直したい~~~~」





・・・・・・・・・・





鰻丸

「神よ・・・

   いや、ツノノメ先生よ・・・

   そりゃないよ・・・


   こんなことなら、

   インチキBOX使っとけば

   よかったぜ・・・」



両手を地面について激しく落ち込む鰻丸


ポタポタと地面に涙を落として

嘆いていた




築野目

「ふむ・・・

    私の情報による希望との

    マッチング率は30%か・・・ 

    ”想い人惹き合わせ紋十郎もんじゅうろう

    の力も まずまずね」



抽選箱の近くに置いた呪具を回収し、

ツノノメがつぶやいていた



呪具は 築野目の手元から離れて使用すると

効力が減少するらしいが

それでもこの数字は上々の値だった




鰻丸

「・・・では、

   引いた番号順にコースを

   すすんでってください・・・


   よろしく・・・」



笠木

「ウナやん、

   元気ないの珍しいかも」


美竹

「アイツはこんくらいで

    ちょーどいいのよ」





・・・・・・・・・・





ナイトウォークのコースは単純


敷地内にある薄暗い林道を

まーーっすぐ進み、

ツノノメが言っていた吊り橋を渡って、

その先のお堂に行き

置いてある お札をもらって帰るだけ



射沙波

「恋羽ちゃん・・・

    またしても・・・」



トップバッターは

魚狸ファルコ と 恋羽 ペア





この二人、実は・・・






魚狸

「アワゾラ、


   "幼なじみ" として言っとくけど…


   俺は何があっても 

   逃げたりしないぜ?」



恋羽

「うそばっか、

   フ~ちゃん 怖がりなの

   昔から知ってるからね?


   それと、

   高校入ってからカッコつけて

   名字で呼ぶのはどうかと・・・


   すっごい違和感」



魚狸

「うむむ・・・

   それにはちょっとした

   ワケがあってだな

        コハネっこ…」



恋羽

「ホラ、いくよ フ〜ちゃん!」



魚狸の右肩の裾をぐいっとつまんで 

リードする恋羽




射沙波

「お、おい ミズイロ!

    暗がりでよく見えねーが、

    なんかタヌキのヤロー

    恋羽ちゃんと距離近くねーか??」


姫崎

「ん~?そうかな? 


   気のせいじゃね?」



織原

「なーんか、

   ヒメサキくんが1-6にいるの新鮮~!


   コイツと変わってほしいよ~

   ホント~~」



射沙波

「(クソっ・・・ 

    13番て 不吉な予感したと思えば

    まーたコイツかよ・・・ 


    俺の運命はどーなってんだか・・・


    つーか、腹立つから 闇にまぎれて

    乳とかもんだろかな??


    ・・・イヤイヤ、

    待て待て待て、

    ユラくんユラくん!

    ウェイト! ウェイト!!


    またミズイロとケンアクな

    雰囲気になんのだけはマジ勘弁だ!


    ここはテキトーに

    済ますのが得策か・・・) 」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る