第69話

ゴブリン「ゴガガガァ〜zzz


     …ゴガガゴガァァ〜zzz


     …小雪ちゃん…zzz」





監視役のゴブリンがガ〜ガ〜とイビキを

かいて地面に大の字で眠っている中、

主催者達の思惑が詰まった大抽選会が

始まった



1-6は36名


そこへ、体育教師の紅桜、

ヒメサキ、 そして

他クラスから引っ張ってきた女子2名


合計40名が参加する


男女それぞれの抽選箱には1~20の

数字が書いてある紙が入っており、

同じ番号を引いた者同士が

ペアを組むということになる






鰻丸

「はーい、

   並んで順番にクジ引いて~


   ・・・コホン・・・


   なりたい人を強くつよ~く

   想いながら引くと、

   ホントになれちゃうかもよ~?」



笠木

「キャハハ! そんなツゴーよく

   いかないよ~人生は、ウナやーん!」



鰻丸

「まぁまぁ、つのの・・・

   じゃなくって、 


   神様の力で

   そこは決めてもらおーじゃないの?」



大抽選会は進んでいく・・・



天窓

「(まいまい、まいやん、

   まいまい、まいちん・・・

   来い来い来い恋・・・

   恋よ来い!!!)」


鰻丸

「は~い、

   学級委員長 5番ねー」



織原

「(テキトーに・・・ 

    いい人と組めますように…)」



鰻丸

「モエカちゃん、13番~!

   

   (13番!! 

    これこそが、俺の目指す番号!!!

    神の数字!!


    景気付けに

    ここで鰻丸先生の一句!!


    ”肝試きもだめ

    闇にまぎれて

    たゆんたゆん”


    ・・・よし、

    今夜の俺、 絶好調!!!)」



織原

「ウナギ、

   なんか息荒いけど大丈夫?」



凛令

「コイツはいつもっしょ? 

   なんかキモイのも」



鰻丸

「(コイツ・・・

    俺の影の支配にも影響されない

    マイペースな女・・・

    リンレイ アンズ・・・!!


    俺の、天敵・・・!


    くっそ~・・・ 

    いつかローションまみれに

    したるからな~・・・!!)」




凛令

「ミーは20番か・・・

   いちばん最後だね~

           出番」



姫崎

「おっ、次はオレか・・・」



浮島

「ウダガワちゃん、

   あの人かっこいいかも・・・

   イザナミくんの隣の

   ・・・(ボソッ)・・・」


宇田川

「確かに、整った顔してるね〜!」



凛令

「(20番引いて!!! 

   20番!!!


   20来い!!20!!


   20!!!


   ニジュゥゥウ!!!)」

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