第6話

木森林

「 (なんだ・・・

   意外と大人しいじゃないか・・・

   ビビって損したわー・・・)


   よろしくな、射沙波!」



射沙波

「あぁ、よろしくっす

   

    ・・・ティーチャー・キモヒゲ」



木森林

「き… キモヒゲ!? 

    それは、俺のことか??」



射沙波

「だってまぁ… 

    名前がキモリバヤシだし、

    青髭あおひげがキモイし・・・


    あぁ、ゴメン! 

    俺って思ったことすぐに言っちまう  

    っつーか・・・


    成長促進の魔法って…

       ヒゲ限定なのかな?」




プーッ・・・ くすくす・・・




木森林

「 (くっ・・・!! 

    耐えろ・・・耐えろ 樹々


    まだ1年は始まったばかりだ・・・

    ここは一つ 大人対応で 

    大人の偉大さを教えるのも

    教育の一つだぞ!


    大地に張る根の如く、

    こらえろ俺!)


    ははは、 

    なかなかいいネーミングセンス

    じゃないか…


    (厨二ちゅうに クセーんだよ!)



   …だが 

    そうやって人の体のことを

    からかうのはよくないぞ?


    そうだな、

    俺のことは親しみを込めて木森林きもリン


    とでも呼んでくれてもいいぞ?」   




射沙波

「そっか・・・

  

    じゃぁ、 

    ”キモバヤシティーチャー”で」



木森林

「それシンプルに

    一番傷つくやつーーー!!


    ”り”を抜かすなーーー!!!


    せめてバヤシは

    音読みせぇーーっ!!!」



射沙波

「まぁ 

    よろしく頼むぜ! キモTティー



木森林

「略さんでえぇ! 


    "午後下がりの紅茶ゴゴティー"みたいに

    言うなや!


    (腹たつわー ホンマに・・・


    やっぱコイツ キライやわー!!)」



織原

「ユラ・・・

   あんたって人は…

   どうして煽るようなことばっかり…」

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